
明治安田生命J2リーグへ降格した横浜FCは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECバイーアに所属するブラジル人FWジウベルト(32)の獲得に失敗していたようだ。10日、ブラジルメディア『TNT SPORTS』が伝えている。
同選手は、2018年夏にトルコのイェニ・マラティヤスポルからECバイーアへ加入。今季はリーグ戦28試合に先発出場して15ゴール2アシストをマーク。本来のパフォーマンスを発揮して、センターフォワードのレギュラーに定着していたが、チームは8日開催の最終節・フォルタレーザ戦で1-2と敗れ、2部への降格が決まっていた。
そんなジウベルトの去就を巡っては、昨冬に清水エスパルスが移籍金250万レアル(約5600万円)で獲得オファーを提示したものの、ECバイーアが却下。そして今年6月にも清水エスパルスへの移籍が噂されたものの、Jリーグ挑戦は実現することなく残留していた。
しかし、ジウベルトとECバイーアの契約が今年12月に満了を迎える中、選手サイドがブラジル1部のサントスと交渉を行っていると報じられると、先月にはフルミネンセからの関心が伝えられていた。また、ボタフォゴFRに所属するブラジル人FWラファエル・ナバーロ(21)にオファーを却下されたメジャーリーグサッカー(MLS)のミネソタ・ユナイテッドがジウベルト獲得に興味を示していると、ブラジルメディア『Fogao NET』が報じていた。
その中、『TNT SPORTS』の報道によると、横浜FCがジウベルト獲得にむけてECバイーアと交渉を行っていたとのこと。しかし、世界中で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が拡大している中、日本への新規入国が認められていないこともあり、オファーが提示されることなく交渉はストップ。同選手はECバイーア残留に近づいているという。以前にも日本から関心を寄せられていたジウベルトだが、どうやら来季もブラジル国内でプレーすることになりそうだ。
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