
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のゴイアスに所属するブラジル人FWアレフ・マンガ(27)には、Jリーグクラブからの関心が伝えられる中、意中のクラブに移籍する可能性があるようだ。9日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。
身長190cmをほこるマンガは、ブラジル国内の複数クラブを渡り歩いた後、今年5月にボルタ・レドンダからゴイアスへレンタル移籍で加入。センターフォワードが本職であるものの、今季は左サイドを主戦場にリーグ戦38試合中33試合に先発出場し、10ゴール4アシストをマーク。また、ゴイアスは先月29日の最終節・ブルスケ戦で2-2と引き分けたものの、勝ち点65を獲得した今シーズンを終了。リーグ優勝こそ逃したものの、2位でブラジル1部昇格を果たしている。
チームの快進撃に大きく貢献したマンガだが、ゴイアスとの契約期間は今年11月末までとなっていた。また、同選手の去就を巡っては、今月下旬に日本やUAE、サウジアラビア、アメリカ、メキシコのクラブが獲得に興味を示しているとブラジル国内メディアが報じていた。
その中、ゴイアスがボルタ・レドンダに対して130万レアル(約2600万円)を支払って保有権の50%を購入するオプションを今月30日までに行使しなかったため、マンガは今季限りでゴイアスを退団することが確実となっている。
そして、『TORCEDORES』の報道によると、今月に入ってブラジル1部のサントスとSCインテルナシオナルがマンガ獲得にむけて交渉を開始したとのこと。同選手の80%の保有権を持つボルタ・レドンダは移籍金として250万レアル(約5000万円)を求めているという。
なお、マンガは先月末、『グローボ』の取材において「セリエA(ブラジル1部)でプレーするつもりだ。まだどうなるか分からないけどね。サントスで生まれ育ったし、子供の頃からサントスのファンだよ。(来シーズンも)ゴイアスのためにプレーして、サントスと対戦することを想像できるか?これ以上に良いことはないだろうね」と語っていた。幼少期から応援していたクラブへ加入するチャンスを得ただけに、Jリーグ移籍の可能性は低くなったかもしれない。
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