目次
絵になる風景が続々と現れる
日田名物 日田やきそば
取材後の感想
絵になる風景が続々と現れる
豆田町は平成16年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。では、豆田町商店街をぐるっとひと周りして見つけた「絵になる風景」をどどーんとご紹介しましょう。

豆田町の北側を流れる花月川です。

豆田は「九州の小京都」と言われるだけあって京都に似た雰囲気もありますね。

電柱もなく、空がとても広く感じます。

廣瀬淡窓は日田市出身の江戸時代の儒学者です。豆田町には廣瀬家に関する史跡が残っています。




子どもの頃を思い出すようなお店です。



豆田町ではひな人形が有名で、ひな御殿では1年中見ることができるそうです。




「豚足」!何を売っているかひと目でわかる。なんともユニークな構えのお店です。

日田名物 日田やきそば
豆田を訪れたら必ず食べようと決めていたものがあります。それが「日田やきそば」。B級グルメグランプリで何度も賞を獲っている名物料理。私が選んだお店は御幸通りの南にある『そのだ』です。

どうですか、いい感じのお店じゃないですか。いかにも地元密着のお店という雰囲気です。
こちらがそのだの焼きそば(700円)です。

日田やきそばの特徴は、麺がパリパリと香ばしいこと、もやしがたっぷり入っていること。ソースはお店独自の味でオリジナリティを出しているそうです。
そのだのこだわりは、生麺を茹でてから焼くこと。均一にぱりぱり感を出すため、一度に3人分までしか作らないそうです。焼きそばというと、縁日の屋台などで大きな鉄板にたくさんの量を焼いている姿が浮かびますが、ああいう焼き方だと麺のぱりぱり感にムラが出てしまうので、面倒でも少しずつ確実に焼き上げていくそうです。また、もやしにシャキシャキ感を残すのもそのだのこだわり。
B級グルメといってもこだわりがしっかり詰まっていました。ソースは九州らしくやや甘めで食べ始めたら止まりませんでした。また、そのだは焼きそば専門店ではなく、ちゃんぽんとかその他のメニューも豊富な地元で昔から愛されている食堂という感じでした。実際食べている時にご近所さんがお土産片手に世間話に来られていました。
取材後の感想

ひとことでいうと気持ちいい町でした。歩くだけで楽しくなってきます。観光地になり過ぎず、適度な生活感が感じられて心地よいです。歩いている時、小学生たちの集団下校に出くわしてほんわかしました。2時間滞在したのですが、今回は廣瀬資料館とか草野本家など豆田の町の歴史を伝える中心的な建物は、改装中で見られなかったのが残念でした。次回は泊まってゆっくり巡ってみたいですね。どこか懐かしくて楽しくなってくる町「日田豆田町」、おすすめです。
文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ
【関連記事】
・避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
・ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
・高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
・【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
・ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介