J2残留・金沢が声明「次の飛躍とはもちろんJ1昇格」
(画像=ツエーゲン金沢のサポーター 写真提供: Gettyimages、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J2リーグのツエーゲン金沢は6日、「2021シーズン終了のご挨拶」と題した声明を発表した。

 ツエーゲン金沢は今季、開幕当初は順調に勝ち点を積み重ねていたものの、6月19日に行われたJ2リーグ第19節・京都サンガ戦から9月26日の第31節・水戸ホーリーホック戦まで3分10敗と苦戦。SC相模原や大宮アルディージャ、ザスパクサツ群馬など複数クラブとのJ2残留争いに巻き込まれた。

 しかし、先月28日開催の第41節・モンテディオ山形戦で2-1と勝利しJ2残留へ大きく近づくと、今月5日の最終節・京都サンガ戦で0-0とドロー。勝ち点「41」を獲得して17位とかろうじてJ2残留を果たした。

 これを受けて、株式会社石川ツエーゲンの西川圭史代表取締役ゼネラルマネージャーは「昨日の京都サンガF.C.との一戦をもちまして、ツエーゲン金沢の2021シーズンの戦いが終了いたしました。そして、J2残留をつかみとることが出来ました!どんなにチームが苦しい状況でも、常に前向きに熱く応援してくださったファン・サポーターの皆さまの想いが残留へと導いてくれました。本当にありがとうござました」

 「今年も、新型コロナウイルスが猛威を振るい、大変厳しい経済環境ではございましたが、そのような中でも多くのパートナー企業さまに力強くご支援いただきました。行政関係の皆さま、サッカー関係者の皆さまからも沢山のご厚意をいただきました。皆さまにたくさんたくさん背中を押していただきました。心から感謝申し上げます」

 「私がツエーゲンに関わり始めたのが2011年夏。当時の収入規模は約1億5千万円。スタジアム問題に進展の兆しもなく、クラブは壁にぶつかっている状態でした。そして、今現在次の飛躍に向けて、再び大きな壁にぶち当たっていると感じております。次の飛躍とはもちろんJ1昇格です」

 「石川県は、人口規模、経済規模も決して大きな県ではありません。そこでJ1昇格を成し遂げるには、フロントの力、トップチームの力、アカデミーの力、ファン・サポーターの力、パートナー企業の力、行政の力、全てが強力に噛み合う必要があると感じております。当然ながらトップチームの成績に注目が集まりますが、その他で着実に前進しているところもございます」

 「ホームゲーム最後のご挨拶でも述べましたが、未来永劫続くツエーゲンの歴史の中で、1歩進んでは2歩下がることも必ずあります。どんな苦しい経験でも、それを次に活かしていけば、無駄な経験など一つもありません。近い将来、全ての力が噛み合う時に向けて、しっかりと経験を活かし、力をつけていきます」

 「そして、必ずや週末の度に日本代表など著名な選手がいる名門クラブと対戦し、そうしたクラブと対戦するツエーゲン戦士を多くの県民の方が誇りに感じてくれる、そんなワクワクする未来を実現させたいと考えております。2022シーズンが次の飛躍に向けた第一歩の1年となるよう、しっかりと準備をして参りますので、引き続き愛情いっぱいのご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます」

 「最後になりますが、ツエーゲン金沢の試合はしばらくございませんが、プロスポーツ仲間の金沢武士団、フットボール仲間のヴィンセドール白山はシーズン中でございます。1年を通じてスポーツを応援できることは素晴らしいことだと思います。みんなでスポーツのいしかわを盛り上げていきましょう」とクラブ公式サイトを通じてサポーターやスポンサー等にメッセージを送っている。

提供元・Football Tribe Japan

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