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年齢、性別、人種など関係なし。あなたに似合うクラークスは必ずあります。
クラークス 200年の歴史
クラークス、アッパーがくるぶしまである事や、ソールに厚い素材を使っていることから秋冬のイメージが強いかも知れませんが、色遣いなどを変えることで春夏コーデにも活躍してくれるはずです。またアクティブな印象があるので、ミドルエイジの休日ファッションを格上げしてくれる効果もあります。
思い込みはいけません。リーズナブルな価格帯も含め、クラークスほど汎用性に長けたコレクションは見つかりません。改めて見直すことでカジュアルコーデの幅を広げましょう。
年齢、性別、人種など関係なし。あなたに似合うクラークスは必ずあります。
クラークスを使ったコーディネートを広げるためにイメージして欲しい事があります。これはスニーカーだと思う事です。サンドベージュの製品であれはわかりやすいと思います。すると春夏の装いにも自然と取り入れることが出来るようになりますよ。デザートブーツを使った提案を考えてみました。
スニーカーですから、軽快な印象のパンツが似合います。淡い色のデニム、白デニムなら申し分なしですね。靴自体にボリュウームがあるので、パンツ丈を少し短めに調整するとバランスが保てると思います。ロールアップするか、くるぶし丈のパンツをチョイスします。パンツと靴、それぞれの際の距離感が大切です。
または思い切ってショートパンツに合わせるというのもアリ。麻素材で、デザイン的にはグルカパンツを選べば、最近注目されているコロニアル風に仕上がります。サファリジャケットの腕をまくり、ゴツイ時計をアクセサリーとして。肝心なのは十分に日に焼けていること。イタリア人はリッチブラウンと呼ぶらしいですね。
さてソックスはどうするか。お勧めしたいのが素足履きです。靴自体にボリュームがあるので足元の色を抑えることで軽さ、ヌケ感が生まれてきます。せっかく焼いた肌を見せるチャンスなのですから。抵抗があるならベリーショートタイプのソックスを選びましょう。または無地の白ソックスで靴を主役に押し上げます。
ソールにボリュームがある『ワラビー』の場合は、スキニータイプのパンツも似合うと思います。淡い色のワラビーなら、同系色のパンツを合わせます。丈はやはり短めで。しかし最近は短すぎるのもNG傾向なので、靴に乗らない程度にすることで、落ち着いた足元に仕上がります。
また『ナタリー』ならばアウトドア風のコーディネートに取りいれるというのも楽しいと思います。その場合ならば厚手のソックスで足元にボリュームを追加することで、重量感のあるトップスとのバランスが生まれます。友人家族とのBBQでも軽快にサービスできますね。
スニーカーの代わりに取り入れることでコーディネートが 広がるだけでなく、楽しめるシーンも広がります。季節も関係なし。試してみて、いちばん馴染むクラークスを手に入れましょう。そして次の季節は違う色や素材を試してみる。傷んできたら2代目を迎える。そうしたサイクルを楽しめるのもクラークスならではの魅力です。
クラークス 200年の歴史
クラークスは190年以上の歴史を持つ、英国生まれの老舗の靴ブランドです。英国靴と言えばノーザンプトンが有名ですが、1825年に英国南西部の小さな町『ストリート』でクラークス兄弟(サイラスとジェームス)が靴工場が始めました。現在も本社はストリートに置いています。
最初の商品は写真にような内側に毛を張り付けたシープスキンのスリッパでした。その履き心地の良さが評判を呼んだことで大ヒットします。そこから「柔らかい素材を使用したソフトな履き心地の靴」を追求し続けることになるのです。
クラークスの躍進に寄与したのがデザートブーツの誕生ではなかったでしょうか。それは創業者であるクラーク兄弟の直系4代目にあたるネイサン・クラーク氏によって産声を上げます。第2次大戦中イギリス陸軍に従軍していたネイサンは、ビルマに進駐していたいました。そこで友人が中東で購入したというゴム底のシューズを見せらます。これがヒントになり、スエードをアッパーに使いクレープソールを組み合わせた今日のデザートブーツの原型が形成されたのです。
終戦ともに商品化され販売されたのは1950年始めのことでした。当初は「こんな風変わりなシューズが売れるわけない」と社内では酷評されましたが、心地よい履き心地が好評で大ヒット!全世界で2,000万足以上もの累計販売実績を誇るベストセラーに成長しまいた。
1960年頃から他シリーズの開発や市場を全世界へと拡大するなど、英国を代表する靴ブランドとなった「クラークス」のデザートブーツやワラビーは、カジュアルシューズのトップランナーとも評されています。また、本国イギリスでは子供向け靴メーカーとしても有名で、3人に1人は『クラークス』を履いているといわれるほどです。