米アップルが初代iPhoneを発売したのは2007年のこと、以降毎年新しいシリーズを発表、発売し続けている。2021年9月に発売された最新型は「iPhone 13」シリーズだが、高額なものなので毎年最新のiPhoneに買い替えている、という人は多くはないだろう。では国内のiPhoneユーザーは、今どの機種を使用している人が多いのだろうか、またどの機種から古いと感じるのだろうか。
今回は、2021年10月に行われたあるiPhoneに関する意識調査を紹介する。もしも今iPhoneの買い替えを考えている人がいれば、買い替えの参考にしてみてはいかがだろう。
6割以上の人がiPhone 11以降の機種を使っている

株式会社エイチーム引越し侍は、運営する家計見直しサイト「soldi」で、全国1,081人のユーザーを対象に「iPhoneシリーズに対する意識調査」を実施、その結果を発表した。ここではそのアンケート結果の一部を紹介する。
まず、現在使っている機種に関するアンケート。人数の多い第4位は、「iPhone SE(第二世代)」で12.8%。次いで第3位は「iPhone 11」で15.6%。そして、同率で第1位となったのは、「iPhone 12」と「iPhone 13」で18.2%という結果だった。
全体の6割以上の人が2019年に発売されたiPhone 11以降の機種を使っていることが分かった。また、「もしあなたがこれからiPhoneを購入するなら、どの機種を選びますか?」という質問には、72.7%の人が「iPhone 13」シリーズと回答している。毎年新たなデザインが採用され性能もアップしているiPhoneは、やはりより新しい機種に魅力を感じる人が多いようだ。選んだ理由として「カメラの質が良さそう」「最新で高スペックだから」「どうせ変えるなら機能やデザインが最新のものがいいから」といった意見が多くみられた。
ただ、現在使っている機種の第5位が2017年に発売された「iPhone 8」で全体の9.7%であることにも注目したい。指紋認証機能「Touch ID」搭載で高性能だが比較的安く購入することができるため、今なお中古市場でも高い人気を誇る機種だ。今回のアンケートでもiPhone 8利用者の半数以上が今の機種に満足している、と回答している。最新のものだけでなく、特定の機種にも一定のニーズがあるということだろう。