
明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスは2日、ブラジル人MFガブリエル・シャビエル(28)が今季限りで退団することを公式発表している。そんなシャビエルは名古屋グランパス在籍時に中東移籍の可能性があったようだ。5日、ブラジルメディア『terra』が伝えている。
シャビエルは2013年にポルトゥゲーザでプロデビューすると、クルゼイロ、スポルチ、ECヴィトーリアと渡り歩いて2017年7月にクルゼイロから名古屋グランパスへ期限付き移籍により加入。名古屋グランパスでは移籍1年目にJ2リーグ16試合に出場して7ゴールをあげるなどJ1リーグ復帰に大きく貢献していた。
しかし、今季はここまでJ1リーグでわずか10試合の先発出場にとどまると、今月に入って今季限りでの退団が決定。4日開催の最終節・浦和レッズ戦では後半途中からピッチに立つと、試合終了後の退団セレモニーではサポーターに感謝の思いを伝えていた。
そんなシャビエルの去就を巡っては、ブラジル南東部に位置するミナスジェライス州内のとあるクラブが関心を寄せていると、4日にブラジルメディアが伝えている。
その中、『terra』の報道によると、名古屋グランパスには2年前にUAEのアル・アインからシャビエル獲得オファーが届いていたとのこと。アル・アインは移籍金の支払いを望んでいなかったためレンタルでの獲得を試みたものの、交渉がまとまらなかったという。
なお、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロは今季のJ1リーグ開幕直後にシャビエルの再獲得に動いていたと伝えられていた。しかし、クルゼイロが財政難に陥っていたこともあり交渉に進展はなく、破談に終わっている。
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