「徳島の名が貶された」岸田一宏社長が湘南戦のヤジ行為に憤慨!損害賠償請求も視野に
(画像=徳島ヴォルティスのサポーター 写真提供: Gettyimages、『Football Tribe Japan』より 引用)

 徳島ヴォルティスの岸田一宏代表取締役社長は4日、明治安田生命J1リーグ最終節・サンフレッチェ広島戦後の今季ホーム最終戦セレモニーで、湘南ベルマーレ戦でのヤジ行為に改めて言及するとともに、今後より厳しい対応をとる姿勢を打ち出した。

 徳島ヴォルティスは先月27日に敵地のレモンガススタジアム平塚で湘南ベルマーレと対戦し、1-0と勝利。しかし、試合後に行われた湘南ベルマーレの今季ホーム最終戦セレモニーで、山口智監督が今月23日に急死したオリベイラ選手について言及している最中、徳島ヴォルティスサポーターと思われる人物が「湘南、ありがとう!」と大声で叫んでいたことが物議を醸していた。

 この事案を受けて、徳島ヴォルティスは当該人物の特定したことを今月1日に発表。無期限でJリーグや日本サッカー協会、その他Jクラブが主管する全ての試合への入場を禁止する処分を通達している。

 その中で迎えたサンフレッチェ広島戦では、2-4と敗れてJ2降格が決定。岸田一宏社長は試合後の挨拶で、時折言葉を詰まらせながらサポーターやスポンサーに対する感謝の気持ちを伝えた上で謝罪していた。

 その後、岸田一宏社長は湘南ベルマーレ戦でのヤジ行為について言及。「先週、湘南戦におけるサポーターの処分事象が発生しまして、皆様に大変ご心配、ご迷惑おかけしたことを改めて深くお詫び申し上げます」

 「ほとんどのサポーターが善良なサポーターでいらっしゃる中で、このようなことをお話するのは非常に恐縮ではありますが、一部心なきサポーターがいらっしゃるのであれば、よくお聞きください」と切り出すと、「何度もお願いして参りましたが、本当に今日で最後にさせて下さい」

 「この事象を受けまして、多くの善良なサポーターの皆様、スポンサーの皆様、そしてクラブ、徳島の名が貶されました。クラブとしましても遺憾でなりません。今後このようなことが起こりましたら、観戦マナーの違反だけでは済まない事象になる可能性もございます」

 「今回も話に出ましたが、威力業務妨害、損害賠償請求という法律の領域にも発展する可能性もありますので、何卒そのところを覚えておいてほしいと思います。クラブもより管理、監視を徹底したいと思います」と法的措置を講じる可能性に言及した。

提供元・Football Tribe Japan

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