
明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスは2日、ブラジル人MFガブリエル・シャビエル(28)が今季限りで退団することを公式発表しているが、同選手にはすでに母国の複数クラブから関心を寄せられているようだ。3日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。
シャビエルは2013年にポルトゥゲーザでプロデビューすると、クルゼイロ、スポルチ、ECヴィトーリアと渡り歩いて2017年7月にクルゼイロから名古屋グランパスへ期限付き移籍により加入。名古屋グランパスでは移籍1年目にJ2リーグ16試合に出場して7ゴールをあげるなどJ1リーグ復帰に大きく貢献。ただ、今季はここまでJ1リーグでわずか10試合の先発出場にとどまっていたほか、YBCルヴァンカップ決勝・セレッソ大阪戦でも出番がなかった。
同選手の去就を巡っては、両者の現行契約が今季終了後に満了を迎える中、名古屋グランパスが契約延長のオファーを提示したものの、選手サイドがこれを拒否したと、先月にブラジルメディアが報道。そして今月に入って名古屋グランパスも退団を発表している。
その中、『TORCEDORES』の報道によると、ブラジル南東部に位置するミナスジェライス州内のとあるクラブがシャビエル獲得に乗り出す可能性があるとのこと。くわえて、ブラジル国内の複数クラブも同選手に関心を寄せていることから、争奪戦が予想されている。
なお、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロは今季のJ1リーグ開幕直後にシャビエルの再獲得に動いていたと伝えられていた。しかし、クルゼイロが財政難に陥っていたこともあり交渉に進展はなく、破談に終わっている。
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