
中国サッカー協会(CFA)は3日、中国代表の李鉄監督が辞任したことを公式発表した。
中国代表はW杯カタール大会のアジア2次予選・グループAを6勝1分1敗で終え、グループ2位で最終予選へ進出。また、中国サッカー協会(CFA)は今年8月23日に李鉄監督と新たに5年契約を結んだほか、代表チームは最終予選開幕の1カ月前からドーハで合宿を行っていた。
しかし、9月2日に行われた開幕節・オーストラリア戦で0-3と敗れると、つづく日本代表との一戦でも0-1と敗戦。先月の代表ウィークでは格上のオーストラリア相手に1-1と引き分けたものの、6試合を終えて1勝2分3敗と苦戦。W杯本大会出場圏内の2位日本からすでに7ポイント差をつけられおり、本大会出場がきわめて厳しい状況となっている。
また、李鉄監督は先月17日のオーストラリア戦後、記者会見で30分以上にもおよび自身の采配の正当性を主張。CFAからの反発を受けて微博(中国国内のSNS)で謝罪コメントを投稿したが、その際に自身のスポンサー企業の広告を掲載したことで波紋を呼んでいた。
その中、中国メディア『捜狐』は、先月末にCFAのスタッフがすでに後任候補との会談を行っていると報道。そして先月30日になって李鉄監督がCFAに対して辞任の申し出を行ったと伝えられていたが、CFAは3日になって監督交代を発表。後任は、かつて2002年に中国代表の一員として日韓W杯に出場していた李小鵬氏に決まった。
今年9月に行われた日本代表との一戦では、前髪に息をフーフーと吹きかげる仕草を見せて話題を集めていた李鉄だが、来年1月末に日本代表との再戦を控える中、代表チームを離れている。
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