
明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のスポルチ・レシフェに所属するブラジル人FWミカエル(22)に関心を寄せているようだ。2日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。
ミカエルはスポルチ・レシフェの下部組織在籍時に2度レンタル移籍した後、昨年10月にトップチームへ昇格。昨季はリーグ戦で14試合に出場しているほか、トップチームのデビュー戦でゴール。そして今季はリーグ戦でここまで21試合に先発出場しているほか、先月は累積警告で出場停止となった1試合をのぞき、全5試合でスタメン抜てきされると、4ゴール1アシストをマークしていた。
しかし、スポルチは先月28日開催の第35節・サンパウロ戦で敗れたことにより、3試合を残した2部降格が決定。ブラジルの複数メディアは、ミカエルをはじめ複数選手の引き留めが難しいと伝えている。
また、ミカエルはスポルチとの契約を2023年12月まで残しているほか、1000万ユーロ(約13億3000万円)の解除条項が盛り込まれているとみられる。その中、同選手の代理人は今年10月に日本と欧州のクラブからコンタクトがあったことや、すでに複数クラブのスカウト陣が公式戦の視察に訪れていることを明かしていた。
くわえて、ブラジルメディア『BOLA VIP』は先月中旬、ポルトガルやアメリカ、それに韓国のクラブがミカエルの獲得を試みたものの失敗したと報道。それでもスポルチはあくまでもブラジル国外への売却にこだわる姿勢を見せていると伝えていたが、ここにきて北海道コンサドーレ札幌が同選手を獲得候補に含めていることが明らかになったとのことだ。
なお、スポルチの専門メディア『Eu Pratico Sport TV』が10月4日に伝えたところによると、ミカエルは今夏にプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセ移籍に迫っていたが、ポルトガル国内の移籍市場最終日までに取引をまとめることができず、破談に終わっていたという。欧州からの関心度が高いだけに、北海道コンサドーレ札幌としては争奪戦を覚悟の上で同選手の獲得に動いているかもしれない。
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