革靴をピカピカにしたい、お気に入りの革靴だからなるべく手入れして長く履きたい、といった心がけは素晴らしいです。オシャレは足元からと言いますが、ビジネスシーンではなおさら。またせっかくの革靴を引き立てるにはお手入れが必須ですよ!
そして、基本となるお手入れは毎日のブラッシング。ブラッシングが行き届いていれば基本はOKなのですが、それにプラスしてたまには靴墨を塗ってあげると、革靴はより綺麗に輝きます。
このページでは靴墨とは何か、どれを選んでどのように使用するのが正解かを解説していきます。
目次
そもそも靴墨とは?定義に含まれるクリームの種類はやや曖昧
靴墨の使い方を解説!正しく使ってこそ革靴は綺麗になる
まずは靴墨を選ぶ!正しい選び方を解説
ゲットした靴墨を最大限活かすための塗り方とは?
不要な靴墨は落とす!正しい落とし方とは?
そもそも靴墨とは?定義に含まれるクリームの種類はやや曖昧
革靴を手入れするためのクリームはいくつか種類があり、また言い方も複数あるので混乱の原因になりますね。そして、靴墨に関しては黒の乳化性クリームを指すのが一般的です。「靴墨=黒の乳化性クリーム」ただし、黒以外の色や油性クリームを含んでいる場合も多いです。ワックスや茶色のクリームも靴墨に含んでいることも多いということで、調べる際には注意してください。
靴墨の目的は、革靴の色直し、栄養補給、艶出しです。黒い革靴にとって黒ずみは万能アイテムなので、それだけでも十分なくらいのもの。さらにデリケートクリームやクリーナーを補助的に使えば完璧ですが、日々のブラッシングと靴墨でもマメに手入れすれば長く綺麗に履けます。
靴墨の使い方を解説!正しく使ってこそ革靴は綺麗になる
革靴をオシャレに長く履くためには日々のメンテナンスが欠かせませんが、メンテナンス方法を間違えると逆効果になります。特に靴墨は革靴が汚いまま塗ってしまったり、革靴の状況に合わないものを使用すると傷みや汚れの原因になります。
靴墨の選び方から落とし方まで正しい方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
まずは靴墨を選ぶ!正しい選び方を解説
まずは靴墨の選び方ですが、今まであまり革靴の手入れをしていなかったけれど今後やっていきたい、といった状態の方を対象に紹介します。すでに革靴の手入れに熟練しており、こだわりを持って複数種類のクリームを使用しているような人は対象外になります。
今までクリームを使用していなかったなら、とりあえず革靴の色に合った乳化性クリームを用意すれば間違いないです。黒い革靴なら黒い乳化性クリームを週一~月一程度塗るようにして、あとは日々のブラッシングで基本はバッチリですよ。商品紹介は後ほど行いますが、乳化性クリームの人気商品一つでも十分事足ります。
ゲットした靴墨を最大限活かすための塗り方とは?
こちらの動画で靴墨の塗り方が紹介されています。非常に簡単なのですが、一度確認してみてください。
動画の内容を補足しつつポイントをまとめると以下のようになります。
・汚れがある場合は全体を乾拭きし、綺麗にする。
・指に布を巻き、布の上に靴墨を乗せる。
・靴墨をそのまま指に巻いた布で革靴全体に伸ばしていく。
・満遍なく塗れたら、最後にざっと乾拭きで馴染ませる。
これで完了です。非常に簡単ですよね。これによって、革靴に潤いを与え、革をコーティングします。色のあるものなら革靴の色直しにもなり、靴墨一つで革靴に必要なケアをトータルで行うことが可能です。(もちろん選ぶ商品による)注意点としては、汚れたまま塗らないこと、ムラを残さないこと、となります。
汚れの上から塗ったりムラのまま放置するとかえって汚らしくなってしまい、さらに汚れが蓄積されて傷みます。せっかく靴墨を塗って手入れするので、ぜひ綺麗に塗ってあげてください。
不要な靴墨は落とす!正しい落とし方とは?
塗ってから古くなった靴墨は汚れなので、適宜落としていくことで革靴を綺麗に保つことが可能。見た目にも清潔感・オシャレ感が出ますが、それだけでなく革靴の寿命を引き伸ばします。靴墨は塗るだけでなく、汚れてきたら落とすことも必要ですよ。
そして、靴墨の落とし方は実は普通の汚れ落としと同じ。汚れ落としのスプレー等を掛けて、普段通り靴磨きを行うと、古い靴墨を落とすことができます。普通のブラッシングや靴磨きでもある程度古い靴墨は落ちますが、定期的に汚れ落としを使用するとより綺麗に落とすことができるのです。