機能として、予測変換を使いこなせているだろうか。予測変換とは「あ」と入力すると「あ」から始まる文字や単語などを表示させるものだ。しかし、時には予測表示させたくない場合もある。そのような場合は、iPhoneの設定を使用しリセット可能だ。今回は、iPhoneにおける予測変換の削除方法についてく詳しくみていこう。
また、通常では一括リセットになるため、個別消去の方法についてもあわせてみていく。
iOS 15 iPhoneの予測変換を削除する手順

ここでは、2021年9月21日に配信された最新のiOS 15版iPhoneの予測変換を削除する手順について解説していこう。
予測に出てくる文字列は、iPhoneがユーザーが次に打つ文字を自動的に学習し、表示しているものだ。これを「変換学習」と呼び、この設定をリセットする。
1.設定
iPhoneのホーム画面から「設定」アイコンを探し、タップする。iPhoneに備わっている機能を変更する場合、基本的に「設定」を操作すると把握しておこう。
2.一般
設定を開いたら「一般」アイコンをタップしよう。人によっては、スクロールが必要となるケースもある。
3.転送またはiPhoneをリセット

一般画面中の「転送またはiPhoneをリセット」という項目を選択しよう。なお従来のiOSではこの項目がなく、iOS 15独自の表現である点に注意が必要だ。この設定が原因で「予測変換ができなくなった」という声もある。
iOS 15で予測変換の設定を変更する際には十分注意したい。
4.リセット
切り替わった画面下の「リセット」をタップする。「すべての設定をリセット」の項目ではないため要注意だ。仮にこちらを選んだ場合、変換学習だけでなく、Wi-Fi設定、アラーム設定なども消えてしまう。
5.キーボードの変換学習をリセット
リセット画面の「キーボードの変換学習をリセット」をタップしよう。選択エリアの中間あたりにあるため、確実にこの項目を選ぼう。
6.パスコード入力

iPhoneに登録している6桁のパスコードを入力する。10回以上連続してパスコードを間違えた場合、端末のデータが完全に消去されてしまうため、注意してほしい。設定変更前に確認しておこう。
7.確認画面にて確定
最後に、注意事項が書かれた確認画面で「変換学習をリセット」をタップして設定は完了だ。予測変換の候補を削除する手順は以上となる。
iPhoneの予測変換は個別で削除できない
従来のiOSと同様にiOS 15でも予測変換は個別で削除できない。しかし実はアプリを使えばそれが可能となる。どうしても個別削除したい場合は参考にしてみよう。
どうしても個別で削除したい場合
iOS 15の設定では個別削除できないため、新たな日本語入力システムを取り込む必要がある。ここでは個別削除を可能にする「simeji」というアプリを解説していく。
simejiなら個別で削除ができる
「simeji」の使い方は以下の通りだ。
- 予測変換候補から、不要なものを長押し
- 候補の下に出てくる3つの項目から「学習辞書削除」をタップ

3.候補に出てこないことを確認
この3ステップで個別に削除できる。一括削除でなく、特定の単語のみを削除したい場合はsimejiがおすすめだ。
iPhoneの予測変換をオフに設定できる?
2021年11月現在、日本語キーボードの予測変換をオフにすることはできない。そのため、iPhoneの一括削除かsimejiの個別削除しか方法がないのが現状だ。
iPhoneの予測変換は英語ならオフにできる
日本語では不可能だが、英語キーボードの予測変換はオフにできる。キーボードからオフにする方法と設定アプリからオフにする2つのパターンをみていこう。
①キーボードから予測変換をオフにする方法
- キーボードを日本語から英語に切り替える
- キーボード画面左下の地球アイコンを長押し
- 1番上の「キーボード設定…」をタップ
- 英語の項目にある「予測」スイッチをオフにする
②設定アプリから予測変換をオフにする方法
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 設定から「一般」をタップ
- 一般から「キーボード」をタップ
- 英語の項目にある「予測」スイッチをオフにする
文字入力中にオフにしたい場合はキーボードで操作し、常にオフにしておきたい場合は設定アプリから行う行うことを推奨する。