目次
ミトコンドリアは光合成できないが内部分子が高エネルギーになる
ミトコンドリアは光合成できないが内部分子が高エネルギーになる
今回の研究において、1週間に1度、朝に3分間、赤い光を目にあてるだけで網膜の感度を持続的に回復させられることが示されました。
ミトコンドリアは葉緑体のように光合成を行う機能はありませんが、電磁波を吸収することで内部分子が高エネルギー状態に移行し、エネルギー生産能力に大きなブーストがかかっていたのです。
現在米国ではLEDを用いた視力回復装置が2万ドル以上もの値段で売られていますが、
研究結果をもとにすれば、市販のそれほど強くない深紅のランプで十分な効果が得られるでしょう。
もしかしたら未来のネットカフェには、マッサージシートの横に視力回復用の赤色ランプが置かれているかもしれませんね。
参考文献
Significantly Improve Declining Eyesight in Just 3 Minutes a Week
元論文
Weeklong improved colour contrasts sensitivity after single 670 nm exposures associated with enhanced mitochondrial function
提供元・ナゾロジー
【関連記事】
・ウミウシに「セルフ斬首と胴体再生」の新行動を発見 生首から心臓まで再生できる(日本)
・人間に必要な「1日の水分量」は、他の霊長類の半分だと判明! 森からの脱出に成功した要因か
・深海の微生物は「自然に起こる水分解」からエネルギーを得ていた?! エイリアン発見につながる研究結果
・「生体工学網膜」が失明治療に革命を起こす?
・人工培養脳を「乳児の脳」まで生育することに成功