これは日本のスマートフォンのiPhone化が進む前兆なのか。11月19日からドコモがMNPでのスマホ割引からAndroidスマホを除外した。ソニーやシャープなどの国内メーカーがAndroidスマホを出しているものの、最近では「あの人もiPhone」「この人もiPhone」となり、Androidスマホが圧され気味なのは感じていたが……。これはもう国内のスマホ「総iPhone化」の前兆なのだろうか。
ドコモはもはやiPhoneブランドに頼るしかないのか

(画像=11月19日以降、Androidスマホの割引額・進呈ポイントの欄は悲しいほどに真っ白だ(画像:ドコモ公式サイトから引用)、『オトナライフ』より引用)
ドコモの「5G WELCOME割」のキャンペーンページによれば、キャンペーンの対象となる機種は、全11機種(2021年11月26日確認時点)。
22,000円割引が適用されるのは、「iPhone 13」をはじめとしたiPhone 13シリーズ4機種と、Androidスマホでは「LG VELVET L-52A」のみ。「Galaxy A22 5G SC-56B」「arrows We F-51B」も対象となってはいるが、割引額が16,500円と少々劣ってしまうことがわかった。また、「iPhone 12」シリーズ4機種は割引ではなくポイント進呈として、「購入時に利用者が30歳以下の場合20,000ポイント進呈」とされている。
ただでさえ、端末価格が高騰し続けているスマートフォン。これはノートパソコンですか?50インチのテレビですか?と言いたくなるような、10万越えのものも今では珍しくなくなってきた。そんな中でのドコモのAndroidスマホのMNPの“割引外し”には、「スマホはAndroid派」というユーザーからすると、かなりの痛手である。