【2021年ふるさと納税】ぶどうランキング！還元率やコスパで比較

夏の終わりから秋口にかけてふるさと納税の返礼品を選ぼうと思った際に、やはり秋の味覚を中心に考えるという方は多いでしょう。秋の味覚にもさまざまなものがありますが、ぶどうは返礼品として人気の高い商品のひとつです。老若男女問わず好きな果物に挙げられることも多く、シャインマスカットなど近年にわかに人気が高まっている種類もあります。

今回は、ふるさと納税の返礼品としてもらえるぶどうの種類や、ぶどうの食べごろ、返礼品としてのコスパ算出方法などについて詳しく見ていきます。また、ぶどうの中でもとくに人気が高まっているシャインマスカットについて、名産地や保存方法などについても詳しく見ていきますので、ぜひとも参考にしてみてください。

ふるさと納税でもらえるぶどうの種類

ふるさと納税では、さまざまな種類のぶどうを返礼品としてもらうことができます。ふるさと納税でもらえるぶどうについて、とくに各自治体では以下のような品種を重点的に取り扱っています。

・シャインマスカット

・デラウェア

・ブラックビート

・ピオーネ

これらは贈答品などとしても人気が高く、数あるぶどうの中でも比較的高価な部類に入ってくる品種です。デパートなどで取り扱われる高級品の場合には、1～2房（ふさ）で4,000円～5,000円以上するようなものもあります。

ふるさと納税で必要な寄附金額は自治体やぶどうの品種、容量（kg、房数）などによって異なるため一概には言えませんが、10000円～15000円程度の商品が多くなっています。寄附金額や房数などによっては、コスパの高い返礼品となる場合もあるでしょう。

ふるさと納税でぶどうの返礼品が受けられるのは、7月初旬ごろから10月頭ごろまでとなっています。

ここからは、さまざまなぶどうの品種ごとの特徴などについてより詳しく見ていきましょう。

シャインマスカット

シャインマスカットは昨今人気の高まっているぶどうです。「ブドウ安芸津（あきつ）21号」と「白南（はくなん）」という2種類のぶどうを掛け合わせてできた品種です、2006年に品種登録されたばかりのため、歴史が浅く、ぶどうのなかでは比較的新しい品種と言えるでしょう。

出典： 農林水産省『シャインマスカットとは、どのような品種のブドウなのか教えてください。』

シャインマスカットは、近年人気が高まっていることもあり需要と供給の問題から価格が高騰しています。ひと房あたりの値段は安いものでも1,000円台、高いものだと5,000円を超えるようなこともある、高級志向のぶどうです。

シャインマスカットは高糖度で非常に甘く、種もなく皮ごと食べられるという点も大きな特徴となっています。ぶどうのなかでもかなり甘いことから、スイーツなどに使われることも多くなっています。

シャインマスカットが市場に出回るのは、収穫場所にもよりますが8月ごろから10月頭ごろだと言えるでしょう。

デラウェア

デラウェアは古くから人気のあるぶどうのひとつで、日本には1872年に輸入されて国内にて流通、栽培が始まりました。

粒が小さめでかわいらしい印象のあるデラウェアは、スーパーなどでもよく見かける日本人にとってなじみ深いぶどうのひとつだと言えるでしょう。また、皮がむきやすく種がないため食べやすいことも特徴です。

デラウェアもまた、小粒ながら糖度が高く甘い香りが特徴的なぶどうです。それほど高級品のイメージはないかもしれませんが、品質にこだわり抜いたぶどうであればほかの高級品に負けないような値段をつけることもあります。

デラウェアはハウス栽培のものならば4月ごろから出回り始め、非加熱栽培のものも出回り始める7月中旬以降から8月末ごろが流通量のピークだと言えるでしょう。

ブラックビート

ブラックビートは、大粒ぶどう「藤稔（ふじみのり）」と、この後に紹介する「ピオーネ」を掛け合わせてできたぶどうです。1990年に誕生したブラックビートは歴史こそ浅いものの、その大粒の見た目と、酸味と甘みの絶妙なバランスで根強い人気を誇る品種となっています。

ブラックビートは7月下旬ごろから8月下旬ごろまでの夏場によく出回ります。生産している農家が少ないこともあって、シャインマスカットほどではありませんが、ひと房1000～3000円ほどするものもあります。

ピオーネ

ピオーネは「巨峰」と「カノンホール・マスカット」（マスカットオブアレキサンドリアの4倍体枝変わりの品種）という、ぶどうの中でもとくに有名な2つの品種を掛け合わせて、1957年に誕生した品種です。

黒っぽい皮に大粒、食べると強い甘さとそれを際立たせる酸味を持つ、まさに巨峰とマスカットの良い点を兼ね備えたぶどうです。またピオーネには種ありのものと、事前に処理を行って種なしになっている「ニューピオーネ」があります。

ピオーネは甘みと酸味のバランスがよく、また比較的流通量が多いということもあって生で食べる以外にも、加工品としても人気があります。ジュースやお菓子などに利用されるほか、産地として有名な広島や岡山の方ではワインなどとしても加工されて人気を博しています。

ピオーネはハウス栽培のものは7月頭ごろから出回り始め、8月末ごろからは非加熱栽培のものが出回り、10月頭ごろまで市場で購入が可能です。夏が過ぎてから秋が深まる間まで、おいしく食べられるのが特徴です。

「シャインマスカット」の返礼品

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シャインマスカット 約1.3kg（2～3房）2022年発送分！ 産地厳選！山梨 シャインマスカット

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大房2房（約1.5kg）　産直朝採　山梨一宮産　シャインマスカット

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シャインマスカット約2kg（2～5房）

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山梨県産 シャインマスカット 約1.8kg 産地直送 採れたて 新鮮

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シャインマスカット約1.3kg

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「マルエス農園」シャインマスカット2房合計1.2kg以上(MS)

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山梨産シャインマスカット2房(約500g×2房)

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食べやすい！田中ぶどう園の種無しぶどうの詰め合わせ　約2.3kg～2.8kg（4～5房）

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「ぶどう・マスカット」の旬と食べごろ

前述の紹介ではぶどうが市場に流通する目安の時期についても解説しましたが、出回っている時期とおいしく食べられる時期は、必ずしも一致しているわけではありません。ぶどう・マスカットの旬と食べごろについて、前述した4種類のものを以下に記載します。

・シャインマスカット：8月中旬～9月ごろ

・デラウェア：7月初め～8月半ば

・ブラックビート：7月末ごろから8月中旬

・ピオーネ：9月から10月

産地や条件などによっても変わりますが、おおむねこのくらいの時期を目安に考えておきましょう。

ふるさと納税「シャインマスカット」コスパ算出方法

4つの品種のうち、近年話題に上ることが多いのが、ふるさと納税でも人気の高いシャインマスカットです。シャインマスカットのコスパを算出するには、どのような計算式を用いればよいのでしょうか。

品質については生ものであるうえに配送方法によっても変わってくるため、算出できません。また金額についても市場価格の変動などで変わってきてしまいます。

最も安定的にコスパを算出できるのは、やはり寄附金額を量で割った計算式でしょう。これで、房数や重さあたりの金額がわかります。

コスパ（円）＝寄附金額（実際の金額）÷量（ぶどうの量［房、kgなど］）

この計算式は、品質や金額といった不確定要素に左右されない、お得な返礼品がどれなのかということを測るものさしとなります。

ふるさと納税は自治体が責任をもって行っているため、品質面については折り紙付きと言えるでしょう。品質についてはそれほど大きく変わらないと考えて、コスパなども加味しながら、旬のシャインマスカットを堪能してみてはいかがでしょうか。

シャインマスカットとは？名産地、還元率なども紹介！

シャインマスカットは先述したとおり、「ブドウ安芸津21号」と「白南」を掛け合わせてできた、比較的新しい品種です。甘さや食べやすさなどで人気を博し、高級フルーツの一角を占める存在にまでブランド力が上がってきています。

そんなふるさと納税でもとくに人気が高いシャインマスカットについて、ここからはもう少し詳しく見ていきます。

名産地や保存方法などについても紹介するので、ふるさと納税で大量にシャインマスカットを返礼品としてもらった方はぜひ参考にしてみてください。

生産地によって味も異なる？シャインマスカットの名産地

シャインマスカットは日本のおもに中部地方を中心に栽培されており、長野県、山梨県などほかのぶどうの栽培も盛んな地域でよく栽培されています。また少し離れて、山形県、岡山県などで栽培されているシャインマスカットも有名です。

出典： 農研機構『「シャインマスカット」の産地』

シャインマスカットの名産地にはさまざまな自治体が挙げられますが、とくに長野県中野市、岡山県倉敷市、山形県南陽市、山梨県勝沼市といった自治体のシャインマスカットは評価が高くなっています。

シャインマスカットは昼夜の寒暖差が激しい地域で育てたほうが糖度が高くなる傾向にあるため、これらの自治体はそういった条件をクリアしていることから、評価の高いシャインマスカットが流通しているのです。

還元率によってはとてもお得？！

ふるさと納税では、還元率を重視して返礼品を選ぶという方も多いでしょう。還元率は寄附金額に対しての返礼品の価格で考えることができ、以下のような計算式で求められます。

還元率（％）＝返礼品の金額÷ふるさと納税の寄附金額×100

還元率が高ければ高いほど、コスパが高い返礼品だと考えることもできるでしょう。

シャインマスカットは、前述したとおり価格が高騰しており、デパートなどではひと房あたり5,000円を超える商品もあります。シャインマスカットの値段が高いことから、上記の計算式に当てはめると、実はとてもお得に返礼品としてもらえるような場合もあるでしょう。

しかし、シャインマスカットは生ものであり、また市場価格は変動するため一概に返礼品の金額を算出できないような場合も考えられます。量を重視するのか金額を重視するのかよく考えて、返礼品のコスパを検討するとよいでしょう。

意外と知らないシャインマスカットの貯蔵方法

シャインマスカットは生鮮食品であるため、遠く離れた地域に配送する際や出荷する時期によっては、農家や出荷業者などのもとで長期貯蔵する必要がでてきます。

シャインマスカットはおもに、低温貯蔵方法と呼ばれる方法やMA包装貯蔵と呼ばれる方法で長期的に保存が可能となります。このような方法を使うことで、本来市場に出回らなくなった11月以降の時期にもシャインマスカットが食べられ、また北海道や沖縄といった遠い地方にも、新鮮さを維持して輸送することが可能になったのです。

出典： 農研機構『ブドウ「シャインマスカット」収穫期延長と長期貯蔵技術』

ただ、やはり本来のシャインマスカットの旬の時期は8月中旬～9月ごろと考えられているため、なるべくその時期に返礼品を受け取って旬のおいしさを存分に味わいたいものです。

保存方法によって日持ちも可能に？！

シャインマスカットは、常温の場合には1～3日ほど、冷蔵の場合でも3～5日ほど、どれだけ長くても1週間程度しか日持ちがせず、あまり長期間保存しておくのには向かない果物です。そのため、なるべく手元に届いた段階ですぐに食べるのがベストだと言えるでしょう。

もしどうしても長く保存しておきたい場合には、シャインマスカットを冷凍して保存することをおすすめします。適切に冷凍保存できた場合には、およそ1ヵ月ほどは日持ちをさせることができます。

またおいしさを違った形で味わうならば、ジャムやゼリーなどに加工して保存すれば冷蔵でも長期間にわたって保存が可能となります。

まとめ

ふるさと納税ではさまざまな種類のぶどうが返礼品として提供されています。なかでもシャインマスカットは人気です。

シャインマスカットは近年価格が高騰しており、流通量自体も少ないためなかなか手に入らない高級品になっていますが、ふるさと納税を活用すれば高品質なものが手に入ります。

ふるさと納税での自治体の選び方や納税額などにもよりますが、工夫をすればデパートなどで購入するよりもお得にシャインマスカットを手に入れられる場合もあります。

ぜひさまざまな自治体のホームページやふるさと納税のサイトなどを確認して、シャインマスカットをはじめとした、おいしくみずみずしいぶどうを味わってみてください。