■サステナブルなレガシー

「伝送と遺産の最高委員会」の運営オフィス委員長兼テクニカルデリバリーオフィス副委員長兼エンジニアであるヤシール・アル・ジャマル氏は、次のように述べている。

ひときわ目を引く「スタジアム974」は、サステナビリティとイノベーションの誇るべきシンボルです。この会場の完成によってまた一つ、「FIFAワールドカップ2022」の開催に向けた取り組みにおいて重要な瞬間を迎えることができました。

あらゆるインフラプロジェクトに関して確固たる進捗が見られており、間もなく開催される「FIFAアラブカップ」では、「スタジアム974」が初めて試合会場となるのが楽しみです。

「スタジアム974」は、その革新的な設計から自然に換気を行うため、空調が不要。躯体の多くにリサイクルした鋼鉄を使用しているほか、水効率に優れた方法によって従来のスタジアム建設と比較して水使用量を40%削減。

元請業者はHBKコントラクティング社で、TiMEカタール社がプロジェクトマネージャーを務めている。

カタール「FIFAワールドカップ2022」7番目のスタジアムが完成
(画像=『IGNITE』より 引用)

輸送用コンテナを使用した「スタジアム974」。そのデザインが目を惹くばかりではなく、サステナブルな主張がはっきりと打ち出されていて、これからのスタジアム建設においての一つの指標となっていきそうだ。

(冨田格)

提供元・IGNITE

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