
明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎に所属する元日本代表MF玉田圭司(41)は、すでに今季限りでの現役引退を表明している。その中、バンドグループ『FUNKIST』のボーカルであり、V・ファーレン長崎の応援ソング『V-ROAD』を歌う染谷西郷さんが同選手に対する思いを明かした。
2006年のドイツW杯と2010年の南アフリカW杯でプレーした実績を持つ玉田圭司は、柏レイソルやセレッソ大阪、名古屋グランパスをへて、2018シーズン終了後にV・ファーレン長崎へ加入。1年目からJ2リーグで35試合に出場するなど経験豊富なベテランとしての役割を果たすと、昨季もリーグ戦25試合に出場。しかし、今季はクラブがJ1昇格争いを繰り広げる中、リーグ戦で先発出場なし、18試合の途中出場にとどまると、11月11日午前11時11分に現役引退を発表している。
同選手は、今月28日開催の今季ホーム最終戦である明治安田生命J2リーグ第37節・ファジアーノ岡山戦で後半途中から出場。シュート2本を放つなど存在感を発揮し、試合後の引退セレモニーでサポーターやクラブ関係者にむけて感謝のメッセージを伝えていた。
その中、染谷西郷さんは28日夜にSNSを更新。玉田圭司の引退記念Tシャツを着用する自身の姿をアップするとともに「僕らが演奏した2010年南アフリカWカップ。玉田選手が出場されたパラグアイ戦も僕らは試合前にライブをした。初めてピッチで玉田選手を見た2010年南アフリカから11年。本当に沢山の感動をありがとうございました。今日は歌えないサポーターのみなさんの想いを込めてチャントを歌わせてもらいました」とトランスコスモススタジアム長崎で同選手の雄姿を目に焼き付けたことをファンに報告した。
これまで日本サッカー界に貢献し続けてきた玉田圭司に、V・ファーレン長崎サポーターが数多くの労いの言葉をかけている。そんなサポーターと染谷西郷さんの関係は今後も続くはずだ。
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