冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど、私たちの生活の中では様々な家電が用いられています。それらには当然ながら電気代がかかっている訳ですが、そこで関係してくるのが消費電力です。電気代を節約したいのであれば、この消費電力がどんなものかを事前にしっかりと理解しておきましょう。

目次
そもそも消費電力とは?
冷蔵庫の消費電力はどれくらい?

そもそも消費電力とは?

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

家電を使用すれば、当然のことながら電気代がかかる事となります。出来る限り電気代は少ない方が良いというのは皆さん共通で思う事でしょうが、そこで消費電力がどれだけかが重要視されます。まずは、具体的にどんなものなのかを解説します。

消費電力とは

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

消費電力というのは、一言で簡単に言えば、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品を稼働させるのに必要な電気の総量の事です。W(ワット)という単位であらわされている事は有名であり家電にも消費電力が○○Wと表記されています。

家電自体に記載されていたり、記載されていなかったとしても説明書には記されていますのですぐに分かります。故に計算式などもあまり有名ではないかもしれませんが、V(ボルト)で表される電圧と、A(アンペア)で表される電流の掛け算で求められます。

定格消費電力とは

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

家電の性能が記載されている箇所を見ていると、定格消費電力、という単語が目に飛び込んできます。先に消費電力は家電製品を稼働させるために必要な電力であると解説しましたが、これには2種類存在しており、その片割れが定格消費電力です。

これは一言で表すと、その家電製品が指定された条件下で安全に発揮可能な最大出力の事であり、例としてはIHコンロで温度を調節する際、最大の温度で消費する電力が相当します。消費電力が実際に消費する量で、定格消費電力は最大出力の際に使用する電力という訳です。

冷蔵庫の消費電力はどれくらい?

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

以上、消費電力とは何なのか、そして定格消費電力との違いについて、簡単にではありますが解説しました。ここからは、冷蔵庫をはじめとする家電の消費電力がどの程度なのかを探っていきましょう。

冷蔵庫のサイズ別の消費電力

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

それでは、冷蔵庫の消費する電力がどのくらいなのかを紹介していきます。一口に冷蔵庫と言っても、当然ながらサイズによって使用する電力量は異なりますので、サイズ別で使う電力には差があります。

140リットル以下だと48W、200リットル以下なら50Wで300リットル以下は62Wです。400リットル以下だと56W、、500リットル以下だと58Wと、確かに容量によって電力は違いますが、一概に大きいサイズの冷蔵庫は比例して消費電力が多い訳では無く、むしろ少なくなっているのです。

冷蔵庫の消費電力は家電の中で一番大きい

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

そんな冷蔵庫が各種ある家電全体の中でどの程度の消費電力を締めているのかを見てみると、14.2%と最も大きいことが分かっています。次いで2番目が照明関連で13.4%、3番目がテレビで9%前後、エアコンはその次の7.4%でした。

エアコンに関しては夏と冬の2シーズンのみ使用するだけですが、3番目のテレビ、2番目の照明器具関連は冷蔵庫と同じく一年中使用するものであり、その中にあって最も大きいという事は、それだけ一年中一定の電力を消費し続ける家電が一番に来るという事が分かります。

冷蔵庫の消費電力は年々下がっている

冷蔵庫や家電の消費電力は計算できる?消費電力について徹底解説!
(画像=引用:amazonPixabay、『工具男子』より引用)

ならば、すべての冷蔵庫が同じように大量の電力を使っているのかというと、そうではありません。消費する電力は、冷蔵庫の年式によって異なっており、10年、20年前の古いモデルと同じ容量でも最新モデルの様が、使う電力は少ないのです。

実際に比較してみましょう。1994年と2015年との比較で、2020年現在から見ると少し昔にはなりますが、1994年の冷蔵庫は年間の消費電力量が854~979kWh、年間の電気代が23,000~26,000円台であったのに対し、2015年のモデルは年間270kWh、電気代は6,000円台と、明らかに違うことが分かります。

同様に、10年差のある冷蔵庫同士で比較してみましょう。同じパナソニック製の2008年と2018年の550リットルと同量のモデルでは、2008年モデルは年間消費電力が420kWh、2018年が274kWhと、こちらもやはり新しい方が省電力なのです。