熊本県内各地に存在する、巨木の数々。

深い森の奥深くに、ちょっとした木立の中に、そして時にはぽつんと一本だけ立っている、さまざまな巨木を訪ねます。

今回は小国町へ。メアリー・山田とともに訪れたはげの湯温泉の帰りに「けやき水源の大ケヤキ」を見てきました。

目次
小国町「けやき水源」って?
湧水の脇に大ケヤキ

小国町「けやき水源」って?

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

水、めっちゃきれい。この水源があるのは、阿蘇郡小国町宮原。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

大きなケヤキの木の根元から湧き水が出ていることから「けやき水源」と呼ばれています。

この辺りの地質は阿蘇の溶岩なのだそう。その隙間から豊富な地下水が湧き出しているんですね。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

すぐ脇を流れる杖立川もさらさらとした清流。カモがのんびり遊んでいて、いい雰囲気でした。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

水源を見守るように、小さな祠の水神様も。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

この水神様には金運・くじ運を求めて訪れる人もいらっしゃると言います。取材したのは10月の日曜日、家族連れやカップルで賑わっていました。

湧水の脇に大ケヤキ

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

そんな湧水の隣というか上、に立っているのが大ケヤキ。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

均整のとれたフォルムが美しい巨木で、樹齢はおよそ1,000年ほどと言われています。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

けやき水源がパワースポットと呼ばれるのには、この木のたたずまいも貢献しているのかも。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

また、大ケヤキの太い幹の中には、予想以上に大きな空間が広がっています。見上げればこんな神秘的な景色が見られるかも。

切り取られた空間はハート形に近くて、屋久島の屋久杉、ウィルソン株を思い起こさせる雰囲気。樹齢1,000年というのもうなずける、古い古い風合いです。

【くまもとの巨木】阿蘇の美しい湧水とともに。小国町「けやき水源」の大ケヤキ
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

水源と巨木、どちらも長い間大切に守られてきたのでしょうね。