
日本代表DF吉田麻也(33)は、昨年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ加入した時の出来事を明かした。26日、サンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS24』が伝えている。
吉田麻也は7年以上サウサンプトンでプレーした後、昨年1月にサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍が決定。昨季はクラウディオ・ラニエリ前監督のもとでセリエA32試合に出場すると、今季もロベルト・ダベルサ監督のもとでここまでリーグ戦12試合でフル出場するなど、ガンビア代表DFオマー・コリー(28)とともに守備陣における中心選手としての役割を担っている。
そんな吉田麻也はイタリアメディアの取材において、サンプドリア移籍の背景について聞かれると「(加入直前のサンプドリアのことについては)正直なところ、何も知らなかったですね。真面目な話、セリエAはヨーロッパの主要リーグのひとつですし、ビッグクラブはチャンピオンズリーグに出場するので、(セリエAのクラブに所属する)代表的な選手は知っていましたね。サンプドリアの歴史、特に90年代に(ジャンルカ・)ヴィアリと(ロベルト・)マンチーニを擁してスクデットを獲得したこと知っていましたね」とコメント。
そして「サンプドリアに来る前には、サウサンプトンでチームメイトだった(マノロ・)ガッビアディーニに電話して情報を得ましたよ。僕自身、あの時はあまり良い時期ではなかったですし、ほとんどプレーしていませんでした。サウサンプトンの新しい監督は、若手選手を優先して起用する方針を明らかにしていました。なので、(サンプドリアへ移籍するという)機会があったと思いますし、正しい選択だったと言えますね」とサウサンプトンで厳しい立場に置かれていたことを認めている。
吉田麻也は33歳となった今でも、守備陣の中心選手として日本代表やサンプドリアをけん引する存在だ。代表戦での負傷により、今月21日開催のセリエA第13節・サレルニターナ戦は欠場したが、27日に控えるベローナ戦で再びピッチに戻ることが予想される。
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