今回は、ポルシェ 8代目911のリアシート(後部座席)に注目して、その使い勝手をご紹介します。

8代目911は色褪せない伝統に、現代的なアプローチが注ぎ込まれたデザインが特徴となっています。

中でも、8代目911のシルエットを生む象徴的なフライラインはそのデザイン特徴の証と言えるでしょう。

1963年からほぼ変わることなく、全てのポルシェモデルのDNAが引き継がれ、8代目911のクーペモデルとカブリオレモデル、そしてタルガモデルにも踏襲されています。

そんな8代目911の各モデルのリアシートの使い勝手は、一体どうなっているのかを徹底解剖していきます。

目次

  1. ポルシェ 8代目911 (992)の歴史を振り返ってみる
  2. ポルシェ 8代目911 (992)はどんなクルマ?
  3. ポルシェ 8代目911 (992)にはどのようなモデルがあるのか!?
  4. ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートにはどのような特徴があるのだろうか?
  5. ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの収納性はどの程度なのか!?
  6. ポルシェ 8代目911 (992)のシートの機能性を高めるその他の装備
  7. ポルシェ 8代目911 (992)は先進の安全システムでドライバーの安全な運転をサポート

ポルシェ 8代目911 (992)の歴史を振り返ってみる

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

ポルシェ 911はドイツの自動車製造者ポルシェが、1964年に高級スポーツカーとして販売したのが歴史の始まりです。

エンジンには空冷水平対向6気筒、低騒音と高出力を併せ持つSOHCが採用されています。

2代目は930型という名称で1974年に発売されました。ボディにはクーペとタルガの2種類が用意され、トランスミッションにはポルシェ内製トランスミッションが採用されました。

1989年には3代目、1993年には4代目、1998年には5代目が発売されました。

そして2004年には6代目が発売されました。6代目は5代目911をベースに大幅改良されており、インテリア(内装)の質感の向上や、ヘッドライトは不評だった涙滴型ヘッドライトを廃止し、丸型ヘッドライドが復活しました。

2011年には7代目となる991型911が発売されました。7代目では車体へ軽量金属を大幅導入し、歴代のモデルに比べて剛性を高め、60kgの軽量化を実現しました。

そして2018年に8代目となる992が発売されました。長くフラットなフロントフードや鋭い角度でフロントウィンドウに加え、リアに向かって伸びるルーフラインが911の個性を演出し、伝統と現代性を併せもったデザインになっています。

ポルシェ 8代目911 (992)はどんなクルマ?

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

まずはボディサイズを見ていきます。

911のボディサイズは全長4,520mm×全幅1,850mm×全高1,300mm(クーペの場合)となっています。

エクステリア(外装)は長くフラットなフロントフードや鋭い角度でフロントウィンドウに加え、リアに向かって伸びるルーフラインが911の個性を演出しており、伝統と現代性を併せもったデザインになっています。

インテリアではステアリングホイールとセレクターレバーまでの間隔が短くなっており、その他の運転に必要な各種スイッチが直感的に操作できるよう配置されています。

また現代的なクルマながらあえて残されたアナログスイッチは、スポーツカーならではの特徴的なデザインを演出します。

そしてエンジンには水平対向6気筒ツインターボエンジンが用意されています。

スペックはクーペ・タルガ・カブリオレ共通して、最高出力283kW(385PS)/6,500rpm、最大トルク450Nm(kgm)/1,950~5,000rpmとなっています。

他にも911には電子制御ダンパーシステムであるポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステムが搭載されており、これにより路面状況やドライビングスタイルに応じて、それぞれのダンパーの減衰力を無段階に調節し、ダイナミクスと快適性を向上させています。

ポルシェ 8代目911 (992)にはどのようなモデルがあるのか!?

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

911には、クーペ、カブリオレ、タルガという3つのモデルがラインナップされています。そして、それぞれのモデルにおいて、グレードが分けられています。

まず、クーペは911のエントリーモデルとして誕生しました。グレードはカレラ、カレラ 4、カレラ S、カレラ 4Sの4種類です。

10.9インチタッチスクリーンディスプレイを備えた高級感のあるインテリアと高度なコネクティビティを備えており、ポルシェウェットモードに代表される革新的なアシスタンスシステムなどを採用。

また、カレラの特徴としては、カレラSよりひとまわり小さな標準装着ホイールとブレーキ、2本のシングルエキゾーストテールパイプになります。

次に、カブリオレは2018年11月開催のロサンゼルスモーターショーで発表されたのが911のオープンカーである911カブリオレです。第8世代の911として初めてのバリエーションとなります。

グレードはカレラ カブリオレ、カレラ 4 カブリオレ、カレラ S カブリオレ、カレラ 4S カブリオレの4種類です。

新型911カブリオレも従来モデルに引き続き、ソフトトップを採用してスイッチ操作ひとつで開閉が可能な電動ソフトトップです。

またオープン化されたこと以外は、エクステリアの基本デザインはクーペモデルと同じになります。

最後に、タルガは911にオープンモデルのラインナップがまだない時代に生まれたグレードです。

名前の由来としては、イタリアのシチリア島で開催されていた公道レースのタルガ・フローリオからきています。

グレードはタルガ4、タルガ 4Sの2種類です。

ボディは、Bピラーを固定にしてフロントの乗車席頭上のパネルを取り外しすることができる仕様となっています。

搭載されるエンジンは3.0Lターボエンジン、駆動方式は4WDみのとなります。

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートにはどのような特徴があるのだろうか?

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

911のリアシートは高い快適性を兼ね備えています。

室内は伝統の2+2構成を採用。リアシートは従来よりも改良された仕様となっており、高さと幅を旧型比20mmも拡大しています。

そのため、短時間なら大人も座れるスペース性を確保。

またリアシートのシートバックは分割可倒式を採用。シートを倒すことで広い荷室空間を実現しています。

さらに、オープンカーモデルであれば身長が高くて天井が気になる方でも、開口すれば気にならないでしょう。

このように911のリアシートは、従来と比較しても快適性が飛躍的に向上しており、乗車員に快適な車内空間を提供することができます。

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの収納性はどの程度なのか!?

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

911はスポーツカーであるため、リアシートにはほとんど収納スペースが確保されていません。

その代わりに、リアシートのシートバックに分割可倒式を採用することで、ラゲッジルーム(荷室)を拡大することができるような仕様になっています。

それにより、日常のお買い物の荷物から、旅行の際のキャリーバッグまで余裕を持って載せることができるようにスペースが確保されています。

このように、911のリアシートにはスポーツカーとは思えない収納性を兼ね備えており、普段使いでも十分だと言えるでしょう。

ポルシェ 8代目911 (992)のシートの機能性を高めるその他の装備

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

911にはポルシェ テクイップメントという後付けでのカスタマイズによる、幅広いアクセサリーが用意されています。

まずご紹介するのが特別に設計されたチャイルドシートです。厳しい安全基準をクリアし、ポルシェ向けに特別に試験されたチャイルドシートを採用しています。

このチャイルドシートの採用により、12歳までの乗員の安全性の確保と快適性を提供します。

次にご紹介するのがバイシクルラックです。

車両上部には自転車を積載可能なラックで、これにより室内に自転車を積載せずに済むので、積載量が多くなり、シートアレンジの幅が広がります。

他にもフロアマットが用意されており、911のフロアマットはごくわずかなディティールに至るまで精密に作られており、ピッタリとフィットします。

そしてクルマを泥汚れなどから守ることができ、室内のインテリアとしてアクセントにもなります。

このように、911は様々な装備によって機能性を高めることができるということがわかりました。

ポルシェ 8代目911 (992)は先進の安全システムでドライバーの安全な運転をサポート

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

911には先進の安全システムが装備されています。

オプションとして用意されているアダプティブクルーズコントロールは一定の速度内で、前方のクルマとの距離を一定に保つように自動で走行することで、高速道路などの長距離運転でのドライバーのストレスや疲労軽減に寄与します。

世界初の新開発であるウェットモードでは車両に内蔵されている音響センサーが水しぶきを検知し、路面の濡れを認識します。

その後、システムがドライバーにウェットモードに切り替えるように促します。

ウェットモード選択後は、シャーシコントロールシステムやドライブトレインのレスポンスが、走行状況に応じて制御されます。

レーンキープアシストはカメラで車線を感知し、車線をはみ出しそうになった場合に自動でステアリング操作をサポートし快適性や安全性を高めています。

ナイトアシストは歩行者や動物をヘッドライトが照射する前に赤外線カメラにより検知します。

他にもクルーズコントロールは一定の速度内で、前方のクルマとの距離を一定に保つように自動で走行します。

これにより高速道路などの長距離運転によるドライバーのストレス・疲労を軽減します。

ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートの使い勝手はいかに!
(画像=『CarMe』より 引用)

今回は、ポルシェ 8代目911 (992)のリアシートについてご紹介しました。

8代目911 (992)のリアシートは使い勝手が非常に良く、機能性も抜群です。

そのため、ドライバーだけでなく、リアシートに座る乗員にも快適な車内空間を提供してくれる最高のクルマと言えるでしょう。

この機会に、8代目911 (992)を検討されてみてはいかがでしょうか。

文・吉田 恒道/提供元・CarMe

【関連記事】
車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?