
ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)の強豪シャフタール・ドネツクを退団したブラジル人MFデンチーニョ(32)は、どうやら古巣復帰を望んでいるようだ。24日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。
デンチーニョはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスでプロキャリアをスタートすると、2011年夏にコリンチャンスからシャフタールへ完全移籍。中盤センターやトップ下をはじめ複数ポジションで起用される中、ここ数シーズンは先発での出番を増やすことができなかった。そして今季も8月下旬からおよそ2カ月間にわたり負傷離脱すると、ウクライナ・プレミアリーグ第14節・コロス戦で復帰した2日後の今月9日に契約満了による退団が公式発表されていた。
そんなデンチーニョはすでにブラジルへ帰国しており、現在は家族との時間を過ごしているとのこと。その中、同選手の妻がブラジルメディアのインタビューに応じると「彼は(シャフタール・ドネツクとの)契約を終えたので、落ち着くことができたよ。彼はコリンチャンスのことを優先している。コリンチャンスを気に入っているけど、(自分自身の去就については)まだどうなるか分からないね」と語っている。
また、現時点でオファーが届いているか問われると「コリンチャンス以外でオファーを用意しているクラブがあるけど、彼にはブラジルにとどまってもらいたいよ。彼はどのクラブに行っても、コリンチャンスを好むだろうね」とコメントを残した。
なお、デンチーニョの去就を巡っては、昨年12月にウクライナで人種差別に遭ったことから、Jリーグクラブ移籍の可能性が伝えられていたが、本人がフェイクニュースだとしてこの噂を否定している。ウクライナで数シーズンにわたって過ごしていたこともあり、母国ブラジルでプレーすることになるかもしれない。
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