阿蘇をドライブしていた時、「わ、なんかある!」っと急ブレーキを踏む勢いで(踏んではいません)立ち寄った三閑稲荷神社。神秘的な雰囲気に包まれたその全貌を撮ってきました。

目次

  1. 場所は阿蘇市一の宮町三野
  2. 湧き水の美しさ
  3. そして色んな意味で尊くなって
  4. 試される心
  5. そして頂点へ

場所は阿蘇市一の宮町三野

車から見えたのはこの湧き水。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

そしてその横に大きな鳥居。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

突然の美しい湧き水と朱色の鳥居のコントラストに暫し見入ってしまう光景。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

少し中に入ってからの景色。きらきらきら。

尊い。。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

なんかここ、ものすごく尊い。

頭の中には久石譲さんの音楽が流れます。日々の雑用に追われたストレスがすぅっと消えていくよう。水の音だけが優しく寄り添ってくれる場所です。

湧き水の美しさ

ネットで見てみるともっと奥のほうまで行けるとの事で、鳥居の奥に登って行く事にしました。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

はぁ、本当に綺麗。澄んでいる水の流れに心洗われます。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

歩く右手にこんな風に水が湧き出ています。さわると、きんと冷たい。私の住む町は住みやすさナンバーワンと言われ、さらにその通りだとも思いますが、山ない、川ない、なにもない。ちょっぴり田舎だけど、買い物や交通のは便利。でもこういう景色に飢えています。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

いいないいな、近所にこんな所があれば毎日行くのに、と言いながら歩きます。

そして色んな意味で尊くなって

歩いて進むとだんだんと足に力がいるようになってきました。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

うん…これ道??道じゃないよね?あってる?私遭難しない?怖くなってポケットに携帯があるかを再確認。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

なんか道っぽくなってきたけど、なんか

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

なんかやべえ!!

撮り方なんでしょうが、すごくこう…日本のホラー映画のオープニングみたいになってしまいました。辛うじて立ってる感がすごい。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

やべえ!と、尊い!を繰り返しながら、道なき道を行きます。皆様行かれる際はくれぐれもお気をつけて。ちなみに三日経って記事を書いている私はまだ筋肉痛です。

試される心

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

この日は曇り空でしたが、こういう光がとてつもなく美しく..一瞬きつさを忘れます。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

神々しい鳥居がまた見えてきます。もう車を置いた場所よりも随分と高い位置にやってきました。完全に心の中には「となりのトトロ」と音楽が流れています。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

竹と朱色のコントラストも美しい。朱色..

ん?

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

朱色の..なに!!!???

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

ぎゃぁぁぁぁぁーーーなにこれぇぇぇ!!

すいません、大げさではなく、本当に私はビビりなので、このくらい怖かったです。突然現れたこちらは「マムシグサ」と言われるサトイモ科テンナンショウ属の多年草。毒があり、触ると危険!!!球根の汁を誤って口に入れると死んでしまうくらい危険!!やばすぎい!皆さん気を付けましょう。それにしても、なんという毒々しい見た目なのでしょうか..。おそろしや..。

そして頂点へ

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

お社に到着しました。木々に見守られ、私の大騒ぎなんて関係なくスンっとそれはそこにあります。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

無人ですが、人の手の入った気配はあります。地域の皆さまが大切にされている場所なので、気を付けて、ゴミなどを落とさないようによろしくお願い致します。地震や台風などで、かなり倒れたりしたものもあるようですので、運動靴を履いて気を付けていかれる事をお勧めします。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

さらにもう少し上へ。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

ちょいちょいB級映画感があるのがワクワクしてしまいます。ロックな感じにも見えてきます。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

木々に囲まれ、人々の暮らしとともにひっそりとある三閑稲荷神社。途中マムシグサのえぐい誘惑にも負けず、生きてきた私。こういう自然や神社に、守り守られ生きていきたいと願います。

朱色の誘惑、危険な散歩道~阿蘇市一の宮 三閑稲荷神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

帰る時に振り返ったその光景もまた尊かったりします。ぽつんと少し、寂しそうでもあり。

私は、「また、必ず元気で登ってきますね」と一礼して帰路につきました。

※地域の方々が大切にされている場所です。壊れそうなところには近づかない、触らない、ゴミを捨てないなど、マナーを守ってくだるようお願い申し上げます。

三閑稲荷神社

住所阿蘇市一の宮町三野
駐車場2、3台置ける所あり

※記事中の情報は取材時点のものです。内容等変更になっている場合がございます。

文・ひらの/提供元・肥後ジャーナル

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