朝夕のマズメを詳しく解説!釣りをする上で必ず知っておきたい朝夕のマズメについて紹介しています。マズメは何時なのか、季節による変化や実際に釣りをするべき時間帯についてもご紹介!釣行の計画に悩む方はぜひ参考にしてみてください!

目次

  1. 朝夕のマズメを詳しく知ろう
  2. 朝マズメ・夕マズメとは
  3. 朝マズメ・夕マズメは何時?
  4. 朝夕マズメの釣り方戦略
  5. 朝夕のマズメを釣って釣果アップ

朝夕のマズメを詳しく知ろう

釣りをするならマズメ時!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=pixabay Photo byPexels、『暮らし〜の』より引用)

よく釣れる時間帯として、どのジャンルの釣りでも重要視されている朝マズメと夕マズメ。釣りでしか使わない言葉ですが、実釣における重要度は非常に高いです。

今回は、この朝マズメと夕マズメを詳しく解説!具体的に何時なのか、実際に釣りをするときはどのような攻め方をするべきかをご紹介します。釣行予定の計画にも大きく関わるポイントなので、釣り初心者の方も要チェックです!

朝マズメ・夕マズメとは

朝夕のよく釣れる時間帯がマズメ!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=pixabay Photo bymirey2222、『暮らし〜の』より引用)

朝マズメ・夕マズメは、朝と夕方、日の出と日の入りで日照状況が大きく変化するタイミングを指す言葉です。本来は間詰め(マヅメ)と書きますが、あまり区別されることなくマズメ・マヅメと使われています。

日中と比べて魚の活動が活発で、どの魚種を狙うときもチャンスタイムとなるマズメ時。エサ釣りもルアー釣りも、釣りに出かけるなら必ずフォローしておきたいタイミングと言えます。

海の生産活動が活発になるタイミング

マズメがよく釣れる大きな理由は、プランクトンの活動状況です。明るくなると、植物性プランクトンが光合成を目的に活動をはじめ、暗くなると、植物性プランクトンの捕食を目的に、動物性プランクトンが活動をはじめます。

プランクトンを狙って小魚が動き、小魚の活動に合わせて、大型魚も捕食に積極的になるというわけです。魚の行動はさまざまな要素に影響されて変化しますが、このプランクトンの動き出しは、多くの状況で魚たちの行動目的となる大きな要素と言えます。

朝マズメ・夕マズメは何時?

日の出・日の入りの1時間前後がマズメ!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=pixabay Photo bySplitShire、『暮らし〜の』より引用)

続いては、朝マズメ、夕マズメの時間帯についてです。

前項でご紹介したように、マズメは日照状況の変化がキーになるタイミング。日の出と日の入りの前後がマズメ時で、朝の日の出前後は朝マズメ、夕方の日の入り前後が夕マズメです。日の出・日の入りの状況は地域と季節によって変化するので、具体的な時間を知るためには、直近の日の出・日の入り状況をチェックしておく必要があります。

地域と季節で異なる日の出と日の入り

具体的な時間のチェックは、インターネットを使って「日の出」・「日の入り・日没」と検索するのが簡単です。地域情報を使って、当日の日の出・日の入り時間が表示されます。北海道は沖縄よりも日の出・日の入りが20分から30分ほど早いです。

季節による変化も事前に知っておきたいポイントで、暑い季節は朝が早く夕方が遅い、寒い季節は朝が遅く夕方が早くなります。夏は昼が長く、冬は夜が長くなるというわけです。

日の出・日の入りとも夏と冬を比較すると2時間以上違いがでます。釣行計画を立てるときは、今の季節の日の出は何時なのか、日の入りは何時なのか、都度確認するようにしましょう!

朝マズメを詳しくチェック!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=flickr Photo by sor、『暮らし〜の』より引用)

日の出の時間が目安になる朝マズメですが、実は日の出の時間=朝マズメスタートではありません。日の出は太陽が見えるようになる時間を指す言葉で、実際には日の出前に空が明るくなり始めます。具体的に何時なのか、というのは日々変化していきますが、夏の日の出は4:30頃、冬の日の出は6:30頃です。

うっすら明るい時間帯には航海薄明、市民薄明など名前がついていて、朝マズメにはこの太陽は見えないが明るい状態、いわゆる夜明けの時間帯が含まれます。当日の天候や季節に影響されますが、太陽の明るさをギリギリ認識できるようになるのは、日の出の約1時間前です。

日の出の30分前から釣りをするのがおすすめ

朝マズメ開始の目安としておすすめのタイミングは、日の出の約30分前。先ほど少し登場した市民薄明の時間です。外灯無しで野外活動ができる明るさ、というのが市民薄明の定義で、この時間であれば、ヘッドライトが無くても糸を結べます。魚からもルアーがしっかり見えている状態です。

朝マズメ直後から釣りを始めるなら、当日の日の出が何時なのか確認をして1時間前に釣り場に到着、30分前から釣りをはじめられるような組み立てをおすすめします。到着直後は糸が結べないぐらい薄暗いので、ヘッドライトは必ず必要です!

朝マズメの終わりは日の出から約1時間後

朝マズメの終わりは定義がハッキリしていませんが、日の出から1時間後というのが目安になるタイミングです。1時間程度経過すると明るさはハッキリと日中で、夜明けから朝に向かう、という雰囲気は薄れます。

もちろん朝マズメ直後に状況がよくなるケースもあるので、事前情報や狙っている魚種の傾向、潮の動きも参考にしつつ、切り上げる時間を検討してみてください。いつも粘って遅くなってしまうという方には、日の出から1時間でのストップフィッシングをおすすめします。

夕マズメを詳しくチェック!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=pixabay Photo bywgbieber、『暮らし〜の』より引用)

日の出と同じように、日の入りも太陽が見えなくなる時間を表しているため、日の入り=夕マズメ終了ではありません。太陽が沈んでからも、薄暗い時間が続きます。こちらも何時なのかは毎日少しずつ変化していきますが、目安になる時間は夏の日の入りが19:00頃、冬の日の入りは16:30頃です。

日の入り後の時間も活動ができる市民薄明で、まだまだ糸が結べる程度には明るいです。暗くなって夜だと感じるタイミングは、日の入りから約1時間になります。

日の入り直後から釣りをするのがおすすめ

夕マズメを狙う場合は、空が暗くなり始める日の入り直後から釣りをするのがおすすめです。朝マズメと同じように、日照状況が大きく変化する中で釣りができます。

釣り場に着いて日の入り直後から釣りをするプランを立てるのであれば、移動時間や準備の時間を考慮して、30分前に到着するような内容で釣行計画を立てておきましょう。

夕マズメの終わりは日の入りから約1時間後

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

明かりが無ければ手元を確認できない、という暗さになるのは、日没から約1時間後です。完全な夜まではまだ少し時間がありますが、このタイミングが夕マズメ終了の目安になります。季節によりますが、朝マズメは日の出30分前~日の出1時間後、夕マズメは日の入り1時間後というのがおおむねの目安です。

朝マズメは明るい中で帰路につけますが、夕マズメ後は暗い中での帰路になります。釣り場から駐車場までの道のりで転倒しないように、ヘッドライトを準備しておきましょう。マズメの釣りは夜釣りではありませんが、しっかり釣ろうとすると朝夕どちらもヘッドライトが必要になります!

朝夕マズメの釣り方戦略

潮の満ち引きが重なるとさらに釣りやすい

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ここからは、朝夕のマズメで手軽に実践できる釣り方のコツをご紹介します!1つ目は、タイドグラフのチェックです。

朝夕ともマズメは潮が動く時間と重なりやすく、タイドグラフを合わせてチェックしておくことで、釣行時間をよりスムーズに決定できます。上げ3分・下げ7分、つまり干潮からの2時間と満潮からの2時間が潮が大きく動きやすいタイミングです。

朝夕のマズメと潮が大きく動く時間を一回の釣行で両方釣れるように、釣行時間全体を調整しながら計画を立ててみてください。重なっていれば大チャンスですが、釣行時間を多少前後させて、両方をフォローできればOKです!

朝マズメ・夕マズメのルアーカラーセレクト

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=pixabay Photo bymirandableijenberg『暮らし〜の』より引用)

続いてはワームやルアーのカラー選択についてです。当日ベストとなるカラーは釣り場の潮色、天候など、さまざまな要因に影響を受けますが、今回は日照状況という要素にフォーカスして、ローテーションのセオリーをご紹介します。

明るい時間はフラッシング系

明るい時間帯は、太陽光を使った反射がよく効くタイミング。輝きのあるカラー、シルバーやゴールドを使うのがセオリーです。メタルジグなど、波動が弱くフラッシングが強いルアーを使うなら、朝夕どちらも明るい時間に投入しましょう!

暗い時間はチャート・パール系

暗い時間はチャートやパールのルアーを使うのがセオリーです。薄暗い中でも視認性が高く、ルアーを魚に見つけてもらうイメージでローテーションするのがおすすめ。バイブレーションやミノーなど、水押しや波動といった要素で、存在感をアピールできるルアーも活躍します。

朝夕のマズメは明るい時間と暗い時間両方を釣ることになるので、ルアーカラーも明るい時間用と暗い時間用の2パターンが必要になります!

クリアや黒も上手に活用

クリアやブラックのルアーは、常夜灯下や満月など、暗い海を少し明るくする要素がある、というシチュエーションで活躍するカラーです。朝夕のマズメでは、前後の薄暗い時間帯に効果を発揮します。

太陽光だけを考えると高い効果を発揮するであろう時間帯が短いカラーなので、初心者の方がいきなりシルバー、チャート、ブラックと揃える必要はありませんが、こだわって3パターン目が欲しくなったら、このタイプのカラーも検討してみてください!

明るさに応じて釣り方を変えよう!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=Amazon、『暮らし〜の』より引用)

明るさに応じて釣り方を変えるのも、マズメで釣果を伸ばすポイントです。対象魚によって釣り方はさまざまですが、ルアーで釣れる魚、つまりフィッシュイーターは、明るい時間は鋭い動きに反応し、暗い時間はスローで弱弱しい動きを好むという習性を持っています。

マズメはこの釣り方が変化する境目の時間帯です。朝マズメは明るい時間の釣り方をメインに、暗い時間は少しスピードを下げるのがおすすめ。夕マズメは暗い時間の釣り方を考慮に入れながら、動きをローテーションしてみるのがおすすめの釣り方です。

追いかけているベイトなども大きく影響するので、いろいろなルアー、いろいろなアクションパターンを試して、自分の釣りに合う戦略を探してみましょう。

魚種ごとの性質を知っておくのも釣果アップのポイント

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=flickr Photo by ftomiz『暮らし〜の』より引用)

最後は魚種ごとのマズメの動きについてです。こちらも釣り人の経験則からセオリーと言われているものが多く、全ての状況にあてはまるわけではありませんが、覚えておくと、複数魚種を狙うプラン立てや釣行時間の調整に役立ちます。

明るい時間が好きな魚

マズメの中でも特に明るい時間を好む魚種は、青物やキスが代表的です。朝夕のマズメどちらでも、明るい時間帯を好む傾向があります。夜釣りがあまりポピュラーではない、日中でも狙えるタイミングがあるような魚は、このタイプに該当しやすいです。

これらの魚種を狙うときは、日の出から1時間+α、日の入り直前-αと明るい時間を長く釣れるように調整してみてください。追加で1時間程度余裕を持っておくのがおすすめです!

暗い時間が好きな魚

マズメに絡むタイミングでも、特に暗い時間を好むという魚もいます。代表的なものはアジやメバル、タチウオといった夜釣りで狙える魚達です。これらの魚達を狙う場合も、1時間ほど追加の時間があると釣果アップに繋がります。朝マズメなら日の出1時間半前、夕マズメなら日の入り2時間を釣るというプランがおすすめです。

夜釣りで釣れる魚達は、常夜灯に集まりやすいという特性も持っています。常夜灯を狙うなら、あたりが暗くなってから光源がついて、プランクトンや小魚が集まってくるまでの時間を考えて、真っ暗な時間も少し釣っておきたいところです。夕マズメ~潮どまりまで夜釣り、というような釣行計画をおすすめします。

朝夕のマズメを釣って釣果アップ

いい時間を狙って釣りに出かけよう!

朝夕のマズメっていつ?日の出・日の入り前後までフォローするのが釣果アップのポイント!
(画像=pixabay Photo byKanenori、『暮らし〜の』より引用)

マズメは釣りをする上で大きな指標となるタイミングです。釣りに行く前に今日の日の出・日の入りは何時なのか確認するクセをつければ、釣果は必ずアップします。

いい時間をしっかり釣れる釣行計画を立てて、安定した釣果を目指しましょう!

文・sim0223/提供元・暮らし~の

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