2019年秋にオープンした【パーク ハイアット 京都】。日本国内で2軒目となるホテル内にはカジュアルなビストロなど4つのダイニング&バーがあり、中でもシグネチャーレストラン【八坂】では、京都の風情ある街並みを眺めながら、フランスでミシュランの星を獲得したシェフが繰り広げる、新感覚の鉄板焼きが楽しめます。
 

≫【八坂】店舗詳細

  • 八坂の塔を目の前にした、絶景のロケーション
  • ミシュランシェフが織りなす新感覚の鉄板焼き
  • 特別なお酒にも出会える、ペアリングも

八坂の塔を目の前にした、絶景のロケーション

25年ぶり、東京・新宿に継いで日本で2番目にできた【パーク ハイアット 京都】。清水寺へと続く二寧坂に面し、横には高台寺があるという絶好のロケーション。山の斜面に沿って建つ低層階の4棟からなるその造りは、同じ敷地内にある143年の伝統を誇る料亭【山荘 京大和】の純和建築とも相まって、東山エリアに美しく溶け込んでいます。
 

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エレベーターを降りると目に飛び込んでくる圧倒的な眺望。店内は10席の鉄板カウンターが2部屋。カウンター越しの大きなガラス窓からの眺望はさらに素晴らしいもの(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)

そんなラグジュアリーな和モダン建築のホテルの4階(2棟目の最上階)にあるのが、シグネチャーレストランである【八坂】。エレベーターを降りて、まず目に飛び込んでくるのがその景色の美しさです。真正面に八坂の塔がそびえ、下には美しい瓦屋根の家々が建ち並ぶその眺望に、“これぞ京都!”と思わず歓声をあげてしまします。この4階というのが、奥にある京都の市街地の現代的な建物があまり目に入ってこないという絶妙な高さ。これほどまでに京都が京都らしいと感じた眺めにお目にかかったことがありません。夜には正面にたたずむ八坂の塔がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

ミシュランシェフが織りなす新感覚の鉄板焼き

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目の前で焼かれる白ネギを混ぜ込んだ甘みのあるじゃがいものパンケーキに、雲丹、天使の海老、キャビアをのせたスターター。2色のソースが添えられ目にも鮮やか(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)

この絶景を堪能しながらいただけるのが鉄板焼きです。でもよく目にするような単なる鉄板焼きではありません。腕を振るうのは、16年のフランス修業から帰国したばかりの料理長の久岡寛平さん。ミシュランの星付きレストランで研鑽を重ね、2016年にはパリの【LA TRUFFIERE】でシェフとしてミシュランの星を獲得しました。

「鉄板焼きというと日本料理というイメージ。でも僕が作るのはあくまでも鉄板を使ったフランス料理なんです。このホテルができるときに、今までにない新しいスタイルの鉄板料理を探しているという話を聞き、ぜひチャレンジしてみたいと日本に戻ってきました」と久岡さん。
 

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パリでミシュランの星まで獲得した料理長の久岡寛平さん。地元の食材と鉄板を使いながらも、フレンチのテクニックで驚きの一皿を生み出す姿を、目の前で見られるのもうれしい(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)

「普段出会わないような食材の組み合わせを楽しんでほしいですね」と話す通り、縦横無尽な食材を組み合わせ、さらにソースの旨みやハーブの香りを重ねて生まれる料理は、従来の鉄板焼きにはない、フランス料理そのものの美しさと味わいです。

メニューはシェフのおまかせで「5品のコース」¥18,000、「7品のコース」¥26,000、「8品のコース」¥30,000(すべて税・サービス料別)の3種を用意。「日本の方も、海外の方も両方楽しんでもらえる料理を作りたい。今後は鉄板焼きではほとんど使われない鴨なども使いたいですね」と革新的な鉄板焼きの世界を見せてくれます。
 

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『フォワグラのポワレ 柿と黒トリュフ』にはマリネした柿を目の前でフランベし、真空調理した菊芋を添えて。削ったヘーゼルナッツの香ばしさや、赤ワイン、オレンジジュース、スパイス、3~4種のオイルなど煮詰めて作られるソースで広がりのある味わいに(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)
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メインはシェフの出身地の近くでもある伊賀の和牛を使ったフィレとサーロイン。鉄板焼きの代名詞とでもいうべきステーキは、シンプルにバニラ塩とわさびで。素材のうまみや香りを最大限引きだした絶妙の火入れ(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)

特別なお酒にも出会える、ペアリングも

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ホテルの4つのダイニング&バーの飲み物を統括するビバレッジマネージャー、田中智浩さんがセレクトするワインペアリング。このホテルオリジナルの日本酒をセレクトすることも(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)

それぞれのシェフのお任せコースは、「ワインペアリング ソムリエセレクション」¥10,000~(税・サービス料別)とともに味わうこともできます。シャンパンから始まり、柿を組み合わせたフォワグラ料理にはスパイシーでドライフルーツのようなコクをもつシェリー酒を。メインの和牛には、繊細な旨みを引き立てるように、濃厚でまろやかでありながらもタンニンが強く感じられないカリフォルニアのワインをセレクト。

中には、田んぼごとにタンクを分けて仕込む京都・伏見の酒造【澤屋まつもと】のオリジナル日本酒もあります。「ホテルが契約している田んぼの米だけで作られる、このホテルでしか飲めない特別なお酒です」とビバレッジマネージャーの田中智浩さん。美しい景色を眺めながら、目の前で繰り広げられる久岡シェフの革新的な鉄板焼き、さらに引き立てるペアリングドリンク。五感をフルに活動させ、楽しみたくなる珠玉の時間が訪れます。

八坂

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(画像=ヒトサラMAGAZINEより引用)

住所:京都府京都市東山区高台寺桝屋町360 パーク ハイアット 京都内
電話:075-531-1234(代表)
営業時間:17:30~21:30(L.O.)
定休日:無休

文・ヒトサラ編集部/提供元・ヒトサラMAGAZINE

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