2月のサービス開始以降、その人気が“バクシン”し続けている「ウマ娘 プリティーダービー」。2021年4~6月には世界のスマホゲーム課金額ランキングで世界2位につけるなど、その勢いは世界レベルだ。そんな作品の人気を支える要素のひとつに、レース・ライブ・会話シーンなどでウマ娘たちが活き活きと躍動するモーションがある。
そんな魅力的なモーションを生み出す秘訣が運営から披露され、現在ネット上で大きな話題となっている。今回は、そんな制作の裏側とそれを知ったユーザーたちの反応についてご紹介していきたい。
ウマ娘開発チーム、カンファレンスで自社のノウハウを公開
Cygamesは11月の13・14日、技術カンファレンス「Cygames Tech Conference」を開催。同社の持つ技術・ノウハウを広く一般に公開した。多数のタイトルを抱える中でもひときわ注目を集めたのが、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気・ユーザー数を拡大しているウマ娘に関連した発表の数々だ。
会話シーンでは「ウマ娘の実在感を高めトレーナーに驚きと感動を与えるモーションの制作」と「トレーナーがウマ娘に愛着を感じられるリアルな会話シーンの制作」がミッションだといい、身長135cmのニシノフラワーから180cmのヒシアケボノまで、全ウマ娘で共通化し効率的なモーションの作成を可能にしているのだという。
また、共通のポーズのモーション設定を用意しウマ娘の衣装や体型に合わせて微調整できる制御機能も用意して効率化を図る一方で、テイエムオペラオーの勝負服など他のウマ娘と大きく異なる場合は専用の差分モーションを制作するなど細かな対応を実施しているという。効率化だけでなくウマ娘一人ひとりに合わせた対応を行う、運営チームの愛ある開発環境だからこそ、これほどまでに多くのトレーナー(ウマ娘のファンの愛称)から愛される作品ができあがっていることが伝わる内容となった。