2000年に設立されたAVIATOR(アビエイター)は、航空史にインスパイアされたコレクションを展開するブランドだ。同社の研究開発チームは、飛行場の360度が見渡せるジュラ空港の管制塔にラボを置くことで、インスピレーションを得て時計製造を行なっている。

 現在、同ブランドでは “パイロット用腕時計”を根幹としながらも、ヴィンテージからクラシック、ミリタリースタイルまで、ユニークなコレクションラインを展開しているが、今回はそのなかから2021年に発表された“ダグラス デイデイト 41”にフォーカスしたい。

ダグラスDC-3型機をイメージしたデザイン

【アビエイター】1930年代から活躍した飛行機をイメージしたダグラス デイデイト 41
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 1930年代にはじまった空の旅は、そのすべてが富裕層向けのものであった。そのため機内はすべてファーストクラス仕様となっており豪華そのものだったのだ。当時、開発されたダグラスDC-3型機は、“世界で初めて、商業的に成功した旅客機”とされ、民間航空史上もっとも重要な機体のひとつとされている。

【アビエイター】1930年代から活躍した飛行機をイメージしたダグラス デイデイト 41
(画像=Ref.V.3.35.0.278.4。SS(41.2mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.AV-1000)。13万5300円、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 この旅客機をイメージしてデザインされ、時計全体で表現されたモデルがダグラス デイデイト 41である。
 3ピース構造となったケースは、洗練された技法で再現された丸みを帯びた曲線をもち、ダグラス機の胴体を再現。また美しい鏡面加工に加え、手首にフィットするよう湾曲させた長く伸びたラグをもつなど、エレガントな雰囲気に仕上げられている。

【アビエイター】1930年代から活躍した飛行機をイメージしたダグラス デイデイト 41
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 いっそう印象的なのは、落ち着いたトーンに抑えらたグリーンカラーの文字盤デザインだ。深く細い溝が入ったメタルシルクパターンが施された文字盤にローマンインデックスが配され、エレガントさと力強さを同居させている。また文字盤カラーと同色のカーフレザーベルトを合わせている点もポイントである。

【アビエイター】1930年代から活躍した飛行機をイメージしたダグラス デイデイト 41
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 搭載するのは、セリタ社製のCal.SW240-2をベースに、アビエイターの高いテクノロジーを融合させて作られたオリジナルムーヴメントのCal.AV-1000。衝撃からムーヴメントを保護するインカブロックシステムを搭載するなど、パイロットウオッチを根幹とする同ブランドらしい堅牢設計となっている。また文字盤と同じパターンが施されたローターを採用するなど、審美性も追求されている。

【アビエイター】1930年代から活躍した飛行機をイメージしたダグラス デイデイト 41
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

【問い合わせ先】
アンドロス TEL.03-6450-7068

提供元・Watch LIFE NEWS

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