インターネットの普及により、さまざまな働き方ができるようになった現代、自宅で仕事をする自宅ワーカーも増えています。子どもの面倒を見ながら家で仕事をしたい、一人で自分のペースで仕事をしたい、と考えている方もおられることでしょう。今回は、自宅でできる仕事と、在宅ワークをする際の注意点をご紹介します。幅広い職業があることを知り、自分に合った仕事を見つけましょう。
目次
家でできる仕事のメリット
積極的に在宅ワークに取り組むために、まずは3つの「在宅ワークのメリット」を紹介します。今まで在宅ワークを試したことがない方は、ぜひ参考にしてください。
メリット①好きな時間に働ける
パソコン1台あれば自宅でできる仕事のメリットは、勤務時間が自由なことです。会社員であれば、労働時間は就業規則で決められており、出勤、退勤、昼休みなどがあります。
また、残業も一定時間を超えれば会社のルールでカウントされないという理不尽なケースもあり、自由度の低さが当たり前になっています。
その点、在宅ワークは働く時間をすべて自分で決めることができます。家族が寝静まった早朝や深夜など、空いた時間に仕事をすることもできますし、家族のイベントやスケジュールに合わせて、長く働いたり短く働いたりすることもできます。
子育て中のお母さんであれば、乳幼児のようにまだ手助けが必要な小さなお子さんがいる場合は、子育ての合間の時間にだけ仕事をする事も可能です。
逆に、子どもが成長して自由な時間が増えれば、長時間働くこともできますし、自分のライフスタイルの変化に合わせて働く時間を調整することができます。
子どもの急病や家族の体調不良などで家事や仕事が増えたときに、気軽に仕事を休める、子どもの在宅時間が長い月は勤務時間を短くするなど、柔軟な働き方ができる在宅ワークはますます人気が高まっています。
メリット②人間関係に悩まされない
パソコンを使った仕事は、クライアントとの直接の業務委託契約により、本人が行うことがほとんどです。また、自分でブログを運営したり、投資をしたりと、自分の力で仕事をする方もいます。
つまり、在宅ワークはわずらわしい込み入った他者とのコミュニケーションが最低限に抑えられるのです。外でアルバイトをしようと思うと、一番悩む原因は、職場の人間関係だと言われています。
その点、自宅でできる仕事は、そういった面倒な人間関係がないので、ストレスがないというメリットがあります。
上司との意見の食い違いや嫌な先輩など、人間関係が原因で精神的に病んでしまうサラリーマンが増えているそうです。
そのようなストレスから社会に出るのが怖い方にとって、パソコンを使った在宅ワークは、ストレスを感じずに続けられる仕事としておすすめです。
また、休みを取るのに上司の許可を得る必要がないので、長期の旅行や趣味など好きなことに時間を使いたい方には、パソコン1台から始められる在宅ワークが向いていると思います。
メリット③通勤が必要ない
在宅ワークはもちろん会社や店舗に出向く必要がないので、通勤に時間とエネルギーを費やす必要がありません。人によっては、自宅ではなくカフェで仕事をすることもあるでしょう。通勤で節約した時間を、自分の望む時間の使い方に回し、仕事もより生産的に行うことが可能になります。
家でできる仕事のデメリット
次に、在宅ワークの3つのデメリットをご紹介します。いいところばかりと思われがちな在宅ワークですが、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
デメリット①全て一人で行わなければいけない
1つ目のデメリットは、一人でコツコツと仕事をしなければならないことです。グループで行うシステム開発など、パソコンを使わなければならない仕事もありますが、基本的には一人で地道に仕事をしなければなりません。
仕事の進め方がわからなくても、近くに指導してくれる先輩や上司がいないので、自分で問題を解決していかなければなりません。
クライアントと直接コミュニケーションを取りながら仕事の進め方を指導してもらえる案件もありますが、データ入力などの単純作業の場合は、一人でパソコンに向かって作業するしかありません。
デメリット②自己管理能力が必要
在宅ワークは自由度が高い反面、すべてを自分で管理することが原則です。そのため、自分に甘く、怠けがちな人は苦労することになります。パソコンにずっと向かっていると、ゲームやネットサーフィンなどさまざまな誘惑があります。
ブロガーの仕事など、ネットビジネスの仕事の場合は自分のペースで仕事ができますが、クラウドソーシングの仕事の場合は、クライアントの都合に合わせて仕事をしなければなりません。
どのような仕事を選ぶにしても、自分のスケジュールや仕事のペースに責任を持つことになりますので、継続するためには自己管理能力が必要です。
クライアントとの信頼関係を築くためにも、きちんと納期を守ることが最低限のマナーです。毎日の作業時間を把握し、週や月の収入目標を設定するなど達成したい目標を明確に設定して、安定して仕事ができるようにスケジュールを立てましょう。
デメリット③収入アップしにくい
シール貼りやデータ入力などの単純作業では、収入を増やすのは難しいかもしれません。誰でも始められる仕事ほど、単価を上げるのは難しいものです。
時給や収入を増やそうと思えば、より希少価値の高いスキルを身につける必要があります。ただし、最初は単価の安い仕事をしながら、スキルを勉強していく方法もあります。
家でできる仕事の上手な選び方
オンライン上でのつながりになりますので、できれば最初から個人情報の開示は避けたいものです。近年、在宅ワークを推奨しているアルバイト情報紙もありますが、それらはあくまでもアルバイトに特化したものなので、在宅ワーク案件には適していません。
その点、「ママワークス」や「クラウドソーシング」など、在宅ワークに特化したサービス会社で在宅ワークの仕事を確保するのがおすすめです。
こうしたサイトの特徴は、詳細な個人情報を入力せずに仕事を始められることといえます。開示が必要な情報は、仕事ができる時間帯、月に何時間働けるか、基本的なパソコンスキルなどで、名前や住所といった個人情報が求められることはありません。
また、報酬はサービス会社が間に入って対応してくれるので安心です。初めて在宅ワークを始める方には、セキュリティや報酬の支払いなど、安心できる方法で始めることをおすすめします。
パソコンがあれば家でできる仕事【クラウドソージング編】
それでは、具体的にパソコンでできる在宅ワークをご紹介します。どの仕事も、初心者でも勉強しながら取り組める仕事ばかりです。
ライター
在宅ライターは、雑誌や書籍ではなく、主にWebサイトに掲載する記事を書く仕事です。そのため、「Webライター」と呼ばれることもあります。
記事のジャンルは、美容、趣味、スポーツ、ビジネス、健康、芸能など、依頼者によって多様です。自分の興味のある分野であれば、より楽しく書くことができます。
ライティングの経験がなくてもできる仕事も多く資格も必要ないので、初心者でも在宅ワークに挑戦しやすいです。
データ入力
データ入力は、パソコンを使ってクライアントから指示されたデータを入力する仕事です。簡単なエクセル操作や文字入力、検索など、パソコンの基本的なスキルがあればできる仕事がほとんどなので、難しいパソコンの機能に慣れていない方でも働くことができます。
タイピングのスピードが速ければ速いほど、仕事の量が増え、稼げるようになります。また、名刺やリストなどの簡単な作業であれば、空いた時間や家事をしながらでもできるので、子育てや本業で忙しく、なかなか時間が取れない方でも取り組めます。
テープ起こし
テープ起こしは、文字起こしと一緒に扱われることが多い仕事です。現在では主に、ICレコーダーに録音された講演や会議、座談会などの言葉を聞き取り、文字に書き起こすことを「テープ起こし」と呼んでいます。
タイピングが得意な方に向いている仕事です。テープ起こしの仕事を始めるには、「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトから受注する方法があります。
テープ起こしの単価は、60分程度の音声で5,000円程度です。専門的な知識が必要な分野であれば、60分で1万円から2万円になることもあります。10分間の音声を書き起こすのにかかる時間は約1時間です。時給は作業にかかる時間によって変わります。
パソコンがあれば家でできる仕事【ネットビジネス編】
ここからは、ネットビジネスといわれる仕事について紹介していきます。クラウドソーシングよりもハードルは高いですが、クリエイティブに仕事したい方や、スキルをお持ちの方にはぴったりです。
アフィリエイト
アフィリエイトは、成果報酬型広告の一種です。自分のウェブサイトやブログに特定の商品やサービスの広告を掲載し、訪問者がその広告をクリックしたり、商品やサービスを購入したりすると報酬を得ることができます。
アフィリエイトは、高収入を得たい方にはうってつけの仕事です。やり方や工夫次第では、月に数百万円を稼ぐことも可能です。インターネット環境とパソコンがあれば、資格がなくても誰でもアフィリエイトを始めることができます。
ネットショップ
主婦がパソコン一台で始められるネットビジネスの一つに、ネットショップやドロップシッピングで利益を上げる方法があります。ドロップシッピングは、あまり資金がなくても始められるネットビジネスの一種です。
簡単にネットショップを運営したいと考えている方には、BASEをおすすめします。クレジットカード決済機能やカートシステムなど、初心者でもわかりやすいサービスが充実しており、これからお店を始めたいという方にもおすすめです。
YouTuber
YouTuberは在宅ワークも可能で、広告やスーパーチャット、YouTubeチャンネルの会員登録、企業のプロジェクト、グッズ販売などで収入を得ることができます。軌道に乗れば、広告収入でかなりの金額を稼ぐことができます。
しかし、軌道に乗るまでの道のりは険しく、なかなか再生回数が伸びないことが多いです。再生回数を増やさないと収入にならないので、YouTuberになりたい方は、最初は副業から始めるのが良いでしょう。
パソコンがあるなら在宅ワークを始めよう
在宅でできる仕事は、年々増えています。資格がなくても気軽に始められる仕事が多いので、子育て中の主婦や、副業を考えている方におすすめです。気になるお仕事があったら、ぜひチャレンジしてみてください。
提供元・工具男子
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