日本でもかつて行われていたスマホ大幅値引き

アメリカの通信大手同士がユーザーの奪い合いをしている様子は、かつての日本の3大キャリアを見ているようだ。日本も数年前まで、「実質0円」をうたい文句に各社でスマホ端末の値引き合戦が横行していたことを覚えている読者も多いはずだ。日本では国が規制をかけたこともあり、こうした極端な割引競争はだいぶ落ち着きを見せたが(なくなったというわけではない)、海の向こうでは今もなお人気機種をエサにバチバチのバトルを繰り広げているようだ。
調査会社・カウンターポイントの試算によれば、2021年にiPhone 13は「iPhone 12」と合わせて総出荷台数が6億台を上回るとされている。これは2021年に出荷される世界の5G対応スマホの3分の1を占めるほどの規模だ。
もしかすると今回のAT&Tの施策も、ハマればハマるほどAT&Tの業界シェアだけでなくiPhoneの世界シェアも拡大していくことにつながるのかもしれない。もしAT&Tの目論見が見事に成功したとすれば、今後日本国内のキャリア大手もiPhoneの大幅値引きキャンペーンに踏み切ってはくれないだろうか。ユーザーとしてはそんな未来が来てくれたほうが直接的におトクを実感できるのだが。
参照元:アップル「iPhone13」を無料で提供-米携帯事業者が顧客獲得競争開始【Bloomberg】
※サムネイル画像(Image:apple.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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