いつも当たり前のように自分がやっている行動が、実は他ならぬ自分自身の生産性を下げているとしたら…?すぐにでもその行動を変えたくなりますよね。
若手ビジネスパーソンにとって、自分の仕事の効率を上げることは必須課題と言っても過言ではないでしょう。では一体どのような行動が生産性を下げているのか。
株式会社扶桑社から11月2日(火)に発売された『「できない自分」を脳から変える行動大全』。著者である作業療法士の菅原洋平先生は、こうした行動の原因について、生体リズムや脳の仕組みを活用した改善方法とともに解説しています。
「先延ばしグセ」「テレワーク中にダラダラ」。その行動には原因があった

「やらなければいけない仕事があるのに、つい先延ばしにしてしまう」「テレワーク中にダラダラしてしまう」こういった行動は個人の精神的なところが原因ではなく、人間の持つ「生理的な仕組み」に原因がある、と著者である菅原先生は言います。
何気ない行動パターンやクセになっている生活習慣が、脳と体の連携を邪魔したり、自律神経の本来の働きを発揮できなくさせたりしているのだそうです。
同書では、27のさまざまなシチュエーションに合わせて「どういった行動をとれば自分の抱えている問題を改善できるのか」という解決策や対応策を解説しています。
「先延ばしグセ」→「ルーティンの間にやる」

たとえば「やりたくないけれどやらなければいけないことを、つい先延ばしにしてしまう」場合は、その「先延ばしにしがちなこと」をいつも当たり前のようにやっている生活ルーティンの「間」にやる、という方法を挙げています。
具体例として「朝起きたら洗面や歯磨きの前に仕事をする」「帰宅後の入浴が面倒くさいときは、お風呂のスイッチを入れてからくつろぐ」といったことが挙げられています。
菅原先生によると脳が新しい行動をしようとするとき、そのリスクに対応するために体は「高代謝状態」を作りだすのだそう。この「高代謝状態」が新たなことを始めようしたときに不安になったり、イヤな気分になったりする原因なのだそう。
もし「先延ばしグセ」や、テレワーク中にダラダラしてしまうなど、ひとつでも当てはまることがあれば、同書を読むことで自分のパフォーマンスを下げる原因が把握でき、自分の生産性を上げるきっかけにできるかもしれませんね。
文・前嶋みどり/提供元・U-NOTE
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