「テレビを見る」概念が拡張。動画視聴を意味する人も

テレビでできることが増えたことによって、「テレビを見る」という概念自体も変化しているようだ。「テレビの利用時間」に何を入れたのかを調べた調査項目では、「テレビ番組をリアルタイムで見る」といった従来の行為以外に、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、dTV、DAZNなどの「有料動画を見る」、YouTube、ニコニコ動画、Dailymotion、FC2動画、GYAOなどの「無料動画を見る」という利用を含めている人が、それぞれ20%を超えており、「動画視聴=テレビを見る」と捉えている人が増えつつある。 また、メディアに対する意識は「好きな情報やコンテンツは、好きな時に見たい」と考える人が63.7%と過半数を超えている。これはメディアの視聴環境が向上したことにより、場所や時間を選ばずメディア視聴ができるようになったことや、コンテンツが充実してきたことによる意識変化だろう。メディア総接触時間が増加したことも、おうち時間での視聴とともに、移動時間やすきま時間での視聴がチリツモ方式で増加しているのではなかろうか。 さらに、2010年には9.8%だったスマホの所有率は、2021年は94.7%まで上昇した。年代別で見ると男性50代、男女60代はスマホが行き渡っているとはいいがたい。「テレビはオワコン」といわれて久しいが、上記年齢層にもスマホが行き渡ったとき、真の意味で“オワコン”となるかもしれない。
出典元:博報堂DYメディアパートナーズ「メディア定点調査2021」時系列分析【メディア環境研究所】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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