20GBプランで比較されても……各国の利用環境が違い過ぎて比較は無意味!?

そもそも各国の主要都市には無料Wi-Fiが飛び交っている。NTTコミュニケーションズの調査によると、無料Wi-Fi普及率は東京の総合評価13.65ptに対して、ニューヨーク15.13pt、ロンドン15.89pt、ソウル16.11ptと高水準で、都市部にいればたいていフリーWi-Fiに接続できる模様。各都市のユーザーはおそらく20GBも使いきれないため、もっと低容量のデータプランで契約しているはず。 日本でも、コロナ禍でおうち時間が増えたことによって自宅Wi-Fiの利用が増え、20GBを使いきれないという読者は多いと思うが、低容量プランについてはまだメスが入っておらず、高額水準のままだ。さらに海外では通話無料のキャリアも多く、通話し放題のオプションを含めた料金で比較しないと意味がない、という見方もできる。 ネット上からも「大容量1プランのみ安くして、他プランは現状維持では意味無し」「標準プランで比較しないと世間一般の料金が判らない」「基本料金、通話料金の比較がないと」といった指摘が相次いだ。ユーザー側が長年求めていた携帯料金値下げなだけに、都合の良い数字を並べて良く見せようとしてもユーザーはすぐに気づいてしまうのだ。
また、5Gの容量無制限プランも比較されているが、東京は8,913円とパリ、デュッセルドルフに次いで3番目に高かった。キャリア各社はこちらも値下げ要請される可能性があるが、見かけの値下げではなく、利用実態に即した値下げでなければ国民は納得しないだろう。各キャリアには、“お上”に寄り添ったサービス改善ではなく、ユーザーに寄り添ったサービス改善をお願いしたい。
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
【関連記事】
・ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
・【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
・COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
・コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
・PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?