天井の屋根裏は屋根から直接外気の影響を受けるので夏は暑く冬は非常に寒いです。グラスウールなど断熱材を入れないと部屋を冷暖房しても効率が悪いです。屋根裏DIYは自分ですることもできます。敷くだけ簡単な断熱DIY作業おすすめ施工方法と注意点を解説します。
はじめに
外気の影響を直に受ける屋根裏を断熱材でDIYしよう

天井裏は屋根からの外気の影響をとても受けやすいところです。そのためグラスウールなど断熱材を入れておかないと、いくら部屋で冷暖房器具を動かしても部屋が寒い・暑いということもおこります。
屋根裏の断熱材DIYは床や壁などと違って施工方法も簡単です!梁がむきだしで天井裏のない屋根裏や中古住宅で天井からのすきま風や冷気などが気になる場合は自分で断熱材を入れるDIYにチャレンジしてみてはいかがですか?
屋根裏に断熱材を入れるおすすめのDIY方法を解説!
屋根裏に断熱材を入れるDIYは高いところの作業であり、天井板は人が乗ることを念頭に置いていないため注意深く作業をしないと踏み抜いてしまい天井が落ちるということも起こります。
しかしそこに気をつけて作業をすればやること自体は難しくなくどなたでも出来ることです。DIYで屋根裏の断熱をしたい方にわかりやすいよう、作業のコツと注意点を解説していきます。
天井や屋根裏の断熱をするのに必要なもの
まずは屋根裏の断熱DIYに必要な材料からご説明しましよう。大きなホームセンターでは取り扱いもあるものばかりですが、もしない場合でも通販で簡単に手に入ります。
いざ作業を始めて困らないように、必要なものをチェックして前準備をしておきましょう。
天井のDIYの材料1.断熱材

断熱材にはいくつか種類がありますが、どれも正しく使えば性能的にはきちんと効果があるものです。しかし床(部屋に対する天井)が薄い合板でできている屋根裏は、そんな断熱材の中でも軽くて自由に曲がり隙間を埋めやすいグラスウールがおすすめの素材となっています。
選び方は○Kと書いてあるのが密度。数字が大きいほど断熱効果があります。厚みはそのまま厚みでこれも厚い方が断熱性が高いです。
天井のDIYの材料2.足場となる角材
前述のとおり天井裏の床は重いものを乗せると穴が空いたり落ちてきたりという薄い板で作られていることがほとんどです。天井を取り外さず断熱材を入れる場合は、足で天井を踏み抜いてしまわないために手頃な角材を梁と梁に掛け設置。
そこを足場にして作業をします。足場として移動させながら作業しますので、梁と梁の間に掛けることはできるがそれほど長いものでないもののほうが使いやすいです。
天井のDIYの材料3.防湿気密性シート

部屋の天井がなく屋根裏や梁が丸見えである家の断熱DIYでは、冷暖房効率を考えて新しく天井を作るやり方がおすすめです。梁に野縁という木枠を組んでそこに並べた断熱材の性能をより発揮させるために防湿気密シートを使います。
すでに天井があり屋根裏に上がって断熱材DIYをおこなう場合は、断熱材の下にはすでに部屋の天井の裏があるためこの作業はできず、こちらは必要ありませんので注意してください。
屋根裏を断熱するDIYであると便利なもの
屋根裏という狭い場所で広範囲に作業をおこなうため、DIYには切ったり貼ったりという道具だけでなく作業をしやすくするアイテムも必要になります。屋根裏の断熱をDIYする場合に、材料のほかに必要なものをご紹介しましょう。
DIYで屋根裏を断熱するのに便利な道具1.カッター

DIYといっても目的は断熱材を屋根裏全面に敷設すること。そのために必要なDIY道具はとてもシンプルです。
断熱材敷設は軽くて厚いグラスウールを並べるだけなので、袋を破く・柱をくるむために切り込みを入れるというカッターひとつで作業が可能です。工作をするような細い華奢なものではなく、大きなカッターを用意します。
DIYで屋根裏を断熱するのに便利な道具2.LEDライト

DIY作業自体はとてもシンプルで子供でもできるような内容ですが、場所が屋根裏であるため注意しなければ危険な場所となります。昼でも大きな窓がない限りは薄暗く足元もおぼつかないでしょう。
視界を確保して安全に作業するという点でLEDライトは準備しておいて間違いはありません。屋根裏に電気コードを引き入れるのは難しい(作業が危険になる)ため電池式で長持ちするLEDライトがおすすめ!
DIYで屋根裏を断熱するのに便利な道具3.基本的な大工道具

ここまでは天井がすでに設置されている住居の屋根裏での作業を想定した必要なアイテムでした。これが例えば天井がない部屋に新たに天井を付けるのであれば、かなづちと釘やビスと電動ドライバーの類・木材をカットするためののこぎりなど大工道具が要ります。
簡単DIYリフォーム!屋根裏断熱の施行法
屋根裏に天井がある場合の断熱材DIYの方法
ここまでも触れてきたとおり、屋根裏の断熱材敷設DIYは天井がある場合とない場合の2つの方法があります。さらに天井がなくても新たに作る場合と、断熱材だけ屋根裏に貼るというやり方もあるのです。
これは外気からの影響を少なくするというだけのDIY。室内の温度変化を緩和して冷暖房効率をあげるという点ではあまり意味のないDIYです。特殊なケースなためこのパターンは今回は割愛させていただきます。
おすすめ!屋根裏の断熱材入れ施工方法
天井裏に断熱材を敷くDIYをする場合、効率がよく安全なのは天井を一度剥がして断熱材を敷き・気密シートで覆って完全に屋根裏と部屋部分を遮断してからその下に新たに天井板を貼る方法です。
脚立などを建てて一人がその上に登り、下からお手伝いをする人がグラスウールを手渡して作業をするという方法ができます。これがとても早く効率的で、半日もあれば作業は完了します。
屋根裏の断熱を天井板を剥がさないでするDIY例
天井板をはがさない場合はどこからか天井裏に上がる場所を見つけてください。天井裏には点検口というケーブル関係保全の出入り口があることがあります。部屋の中にはなく押入れの上方に付いていたりしますので、まずはそれを探してください。
屋根裏にあがったらまずは暗いと思うのでLEDライトで明かりを確保。ケーブルはグラスウールの上に置かないよう梁など木材の上へ避けておき、天井裏の床全体に隙間なく断熱材を広げていきます。
天井板を剥がさない場合に特に注意したいこと
天井裏に電気や電話・ネット関係のケーブルが走っている場合があります。これらのケーブル類は免許がなければ工事作業はできませんので柱(梁)の上に避けて置き直し、干渉しないようにグラスウールを敷きます。
グラスウールの上には置けないので少し作業が大変です。また準備するものでご用意いただいた角材の足場も有効的に利用していただき、くれぐれも天井から落ちる・踏み抜くという危険な状況に気をつけましょう!
まとめ
屋根裏に自分で断熱材を入れるDIYで快適な住まいに

断熱材はいろいろ種類がありますが正しく使えば性能はどれも優れた建材であり、きちんと室内の気温調整に役立ちます。今回は敷くだけと簡単な方法でしたので、ポイントというポイントをあえて上げるとすると、隙間を絶対に作らないという気持ちで挑むことです。
柱だけでなく小さな障害物に置いてもきちんとカッターでグラスウールに切れ目を入れてくるむように敷くのが効果的なやり方となります。
文・佐藤3/提供元・暮らし~の
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