KTM Japan株式会社は、国土交通省へリコールの届出(番号:外-3312)を行った。

対象のとなる車種は「690 SMC R」、「690 ENDURO R」の2車種で、発表によるとクラッチ液の漏れにより、クラッチ操作が行えなくなる恐れがある。

リコール開始日は、2021年11月2日から。2019年~2020年に製造された車両を所有する人は、リコールの対象となっているか車体番号を確認しよう。

目次

  1. KTM Japan リコール届出について(外-3312)
    1. 不具合状況
    2. 改善措置の内容
    3. 発見の動機
    4. 対象車輌
    5. ご愛用いただいているお客様へ

KTM Japan リコール届出について(外-3312)

KTM Japanが「690 SMC R」「690 ENDURO R」のリコールを届け出
(画像=KTM 690 ENDURO R、『Moto Megane』より引用)

KTM Japan 株式会社は、国土交通省へリコール(回収・無償修理)の届出をいたしましたことをご連絡いたします。

リコール届出番号:外-3312
リコール開始日:令和3年11月2日

不具合状況

動力伝達装置において、製造時におけるクラッチレリーズシリンダー内部ピストンの組み付けが不適切なため、当該シール部からクラッチ液が漏れることがある。そのためクラッチ液の漏れにより、クラッチ操作システム内の油圧が低下し、最悪の場合、クラッチ操作が行えず走行不能となるおそれがある。

改善措置の内容

全車両クラッチレリーズシリンダーを点検し、不具合品を装着している車両は当該シリンダーを対策品と交換する。また、必要に応じてエンジンオイル、オイルフィルターの交換を実施する。

発見の動機

市場からの情報による。

対象車輌

車名:KTM
型式:690SMCLSV47
通称名:690 SMC R
リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間
・VBKLSV401KM744960~VBKLSV409LM706152
・平成31年01月17日~令和2年08月13日
リコール対象車の台数:117台
車名:KTM
型式:690ENDLEV47
通称名:690 ENDURO R
リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間
・VBKLEV406KM746047~VBKLEV401LM784433
・平成31年01月24日~令和2年01月10日
リコール対象車の台数:38台
リコール対象車の台数合計:155台

※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車輌が含まれている場合もあります。

ご愛用いただいているお客様へ

  • ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、KTM Japan株式会社よりダイレクトメールにてご連絡いたしますので、お近くのKTM正規ディーラーにご連絡いただき、リコール対策作業(無償)をお受けくださいますようお願い申し上げます。
  • 皆様へ迅速な対応を行うため、車輌をご入庫の際は事前に作業日時のご予約をお願いいたします。
  • お手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

リリース提供元:KTM Japan 株式会社

提供元・Moto Megane

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