日々生活するうちに汚れてしまう大切な我が家。丁寧に掃除していても、見えない油汚れやシミがいつの間にか付いてしまったり、太陽光で壁紙が色あせてしまったりと、新築のままという訳にはなかなかいかないですね。
さりとて建て替えるというのは時間もお金もかかって大変。筆者も『最近は新築よりリフォームの方が案件数として上回る』という話を最近聞いたばかりです。皆さんもリフォーム会社を1度は目にしたことがあるのではないでしょうか?今回はリフォーム会社について考察してみましょう。
目次
選び方のポイント

リフォームと言ってもお風呂や台所など、家の中の一部である場合もあれば、増築や改築など大掛かりな場合もありますね。ご結婚を機に2世帯にしたり、子どもが成長して家を離れ、これから夫婦の生活を楽しむためにリフォームするなど理由も様々です。リフォーム会社も全国展開をしている大手もあれば、地域に根付いた建築屋さん・馴染みの大工さんにお願いするなど、これまた様々です。
地域の特徴を考慮する
日本には四季がありますので、リフォームを考える際は、住んでいる地域の特徴を熟知している会社にお願いすると良いでしょう。例えば雪が多い地域や、夏場は猛暑日が多い地域など、問題点をきちんと解決できる会社を選びましょう。また、薪ストーブに憧れているからと導入を決めても、肝心の「薪」にコストがかかりすぎて…などということがないよう、入念な情報収集は欠かせません。口コミや評判をチェックして、ご自分の地域に合ったリフォーム会社を選択してくださいね。
リフォーム後のアフターサービスや保証も大切
家というのは住んでみないと悪い箇所が分からないことがあります。いくら表面が綺麗でも数カ月、数年で傷みが出ることも。こういったアフターケアをしっかりしてくれる会社を選ぶことも大切です。不安なことは事前に相談するのも有りですね。
さて、ここでご紹介するリフォーム会社についてですが、場所や予算によって、またその時の状況や条件により、どの会社にも良い口コミと悪い口コミがあることを先に申し上げておきます。また、戸建やマンションなど建物によっても満足度は変わりますのでご了承ください。
積水ハウス

積水ハウスは賃貸住宅「シャーメゾン」や戸建住宅「シャーウッド」が有名な大手住宅メーカーです。
「帰りた~い、帰りた~い、暖ったかい我が家が待っている♪」のCMは「セキスイハイム」という会社のCMですが、積水ハウスとは別の会社ですので注意してくださいね。積水ハウスのリフォーム事業は平成28年8月より3社に分社しました。
旭化成

旭化成リフォームは「へーベルハウス」の会社です。CMで「は~い」と言いながら、屋根の部分を帽子のように持ち上げるキャラクターが印象的でした(ヘーベル君と言うそうです)。
この会社はCMも凝っていて公式サイトにはCMギャラリーもあります。また、「ラム君」という愛らしい羊のパペットが登場するCMもありましたね。
リフォームの公式サイトでは様々なリフォームの形を提案しています。へーベルハウスらしく、2世帯住宅に力を入れています。また、実際にリフォームを行った方々(ヘーベリアンと言うそうです)の生の声が聞ける「バス見学会」という、体験型の口コミが魅力です。
パナソニック

パナソニックと聞くと先に思い浮かべるのは電化製品ではないでしょうか。しかしパナソニックリフォームには住宅メーカーとしての実績がしっかりとあるんです。
実はパナソニックリフォーム株式会社は「パナホームのリフォーム事業」から独立し、「パナホームリフォーム株式会社」になり、その後現在の「パナソニックリフォーム株式会社」に社名変更した沿革があります。つまりパナホーム時代からのノウハウを持っているのです。『期待を超え、感動を届けるリフォームを』が会社のコンセプト。
価値を高める提案・価値を生む技術・価値を支える安心を3本柱に質の高いリフォームを提案しています。
住友林業

住友林業は林業と言うだけあって、木のぬくもりや優しさを大切にした家作りやリフォームを手掛けています。リフォーム事業は「住友林業ホームテック株式会社」という名前で事業展開しています。戸建はもちろん、マンションや古民家もリフォームしてくれます。またアフター保証もしっかりと公式サイトに紹介されています。
ミサワホーム

ミサワホームのリフォーム事業は「ミサワホームイング」が行っています。コンセプトは『家をデザインするのではなく、暮らしをデザインする』。Homeは今の住居、それに現在進行形であるimgを付け、手を加えながら暮らしをデザインするという意味を表しています。365日24時間体制のアフターサービスやリフォーム工事オリジナル保証制度などオリジナルの保証があり、建物だけでなく造園や防犯対策まで幅広く提案しています。
LIXIL(リクシル)

LIXIL(リクシル)は、【住】を表す「LIVING」と、【生活】を表す「LIFE」から作られた言葉です。商材ごとに分散していた子会社を統合・再編し、現在のLIXILとなりました。キャラクターは「鳥」と「蛙」で取り替えるを表しています。公式サイトでは匿名でリフォームの相談ができ、無料で複数の会社の見積りを比較することも可能です。
エディオン

大手家電販売のイメージがあるエディオンですが、実はリフォーム事業も展開しており、人気もあるんです。家電と同じくアフター保証が充実しています。またオール電化や太陽光発電など、家電メーカーの得意とする分野でエコでお得な暮らしを提案しています。住宅リフォーム売上ランキングでは家電量販店としては6年連続第1位を獲得した実績もあるそうです(2018年現在)。公式サイトではリフォームのWEBカタログを見ることができます。
住友不動産

住友不動産のリフォームで有名なのは「新築そっくりさん」でしょう。近年は建て替えた方が安く済む場合もあるのですが、材料の質の問題や他店より安い理由はそれなりにあるものです。住友不動産のリフォームの業績は好調なのですが、ネット上の「新築そっくりさん」の口コミは、正直に言うと割と厳しく書かれています。ただ、受注数の割には少ないと考えることもできますので、ネットでの情報収集と並行して、ご自分の目で確かめてみることも重要ですね。
大和ハウス

大和ハウスリフォームはオリコン満足度ランキングで2016年、2017年と、2年連続で1位を獲得しています。コンセプトは『暮らしにあわせて、家を育てる』と『ハートワンリフォーム』です。住まいは住む人や環境、時代によって変化します。その時々で一番よいカタチへ変化させていくことを提案しています。インスペクションと呼ばれる建物診断を元に、より暮らしやすい環境にするため尽力しています。またリフォームした家の買取・再販事業も行っています。
積和建設

積和建設は積水ハウスのグループ企業で、積水ハウスの不動産部門を積和不動産が担っています。積和不動産のリフォームブランドは「リ・クエスト」です。元々の家作りのノウハウを活かし、リフォームに合わせた内装や照明などのインテリアもプロのインテリアコーディネーターがサポートしてくれます。積和建設の公式サイトでは「リフォーム」と「リノベーション」を明確に分けて提案しているので、その点も安心です。(リフォームとリノベーションは言葉は似ていますが意味は若干違います)
まだ出てきていない会社は次ページかな?
三井ホーム

三井ホームが手がける「三井のリフォーム」ですが、『あ!あれでしょ、三井のリハウス!』は間違いです。確かにリハウスと聞くとリフォームかなと思ってしまいがちです。筆者もそうでした(汗)。三井グループは歴史も古く、グループや系列会社も多いので混同しがちですが、サクッと説明すると、以下の通りです。
・三井のリハウス→三井不動産の子会社で、旧社名は三井不動産販売株式会社
・三井ホーム→三井不動産の子会社で、「震度7に60回耐えた家」で有名
・三井のリフォーム→三井ホームサービス株式会社のリフォーム事業
「三井のリフォーム」は三井ホームのリフォーム事業なんです。もう覚えましたね?(笑)
戸建やマンションはもちろん、医院や歯科医院などのリフォームも手がけています。また「部位別デザインリフォーム」と称し、気になる部分をデザインすることも提案しています。
ヤマダ・エスバイエルホーム

ヤマダ・エスバイエルホームは注文住宅や分譲住宅などを手掛ける住宅メーカーで、ヤマダ電気の連結子会社でもあります。こちらは「1棟まるごと・リフォームすっきり君」という、完全定額制を始め、8つのメリットをセットにしたユニークなリフォームを提案しています。部分リフォームもありますが、予算の折り合いが付くようであれば1棟まるごとリフォームして統一感を出すというのも魅力的です。
カインズ リフォーム

株式会社カインズは大手ホームセンターとして有名な会社です。リフォーム事業は「CAINZ(カインズ)くらし館」という部門があり、大手ホームセンターらしく、多くの生活用品や材料を扱っているという利点を活かした事業を展開しています。驚くのはリフォームでもカインズのポイントカードが利用できるということ。比較的高額になりがちなリフォームでポイントカードが使えるのは高ポイント!もちろん貯めたポイントでインテリア雑貨を購入するのも良いでしょう。
ニッカホーム

ニッカホームはリフォームと増改築の専門会社です。この会社の最大の特徴は「自社施工にこだわる」という点です。大手の場合、まずは「営業」を通し、相談や打ち合わせをします。お客である私たちは「営業」の人に相談しているので、忠実に営業から設計、施工者に伝えてもらわないと「あれ?伝えたはずなのに…」ということも起こり得ます。ニッカホームは会社に職人さんがいるので直接伝えることができ、時間のロスや行き違いをなくすことができます。これは大きな利点ですね。
コーナン

コーナン商事株式会社は「コーナン」という大阪発祥のホームセンターです。また、コーナンPROでは建材や資材も豊富に取り扱っています。こちらの公式サイトではYKK APから発売されている「内窓改修・プラマードU」について紹介されています。さすがDIYを大きく謳っている会社だけあり、コストを掛けずリフォームする庶民に優しい提案を打ち出してくれます。最近は大型ホームセンターも増えてきて、DIYでプチリフォームする人も増えていますので、要チェックですね!
リフォーム会社は数多し。けれど選択するのはその中の1社です
餅は餅屋という言葉のとおり、住宅設備メーカーや建築メーカーは長年培ってきたノウハウがあります。とはいえ自分に合うか、予算は妥当か、地域のデメリットを知っているかなどは焦らず検討して、相談にしっかりと乗ってくださる会社を選んでくださいね。相見積りを取ることもお忘れなく。
また、水回りだけをリフォームしたい時は「TOTO」や「INAX」、「タカラスタンダード」など水回りに強い会社もチェックしてみてくださいね。
★★小さな箇所ならDIYでリフォームできます!参考にしてくださいね★★
提供元・工具男子
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