韓国産業通商資源部のヨ・ハング通商交渉本部長は29日、シンハイミン駐韓中国大使と会い、最近中国の電力供給制限と関連して中国に進出した韓国企業の生産日程に支障がないよう要請した。また、主要原材料の安定的な確保にも気を使って欲しい旨を要請した。韓国メディア「ChosunBiz」が報じた。

中国は先月から全国的に電力不足に直面している。発電用石炭価格が年初比で50%上昇し、一部の火力発電所が稼働を中断したのが原因だ。これに加え、中国政府がエネルギーヨ過消費産業に対して電力供給制限措置をしたことで電力難を煽る形となった。ヨ本部長はこのような状況に対する韓国企業の懸念を伝え、中国側の積極的な問題解決を要請した。

また両者は、域内包括的経済同伴者協定(RCEP)発効推進、韓中自由貿易協定(FTA)サービス・投資後続交渉など自由貿易活性化のための通常協力を強化していくことにした。気候変動対応のための炭素中立政策推進過程でも政府・民間レベルで両国が緊密に協力することにした。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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