今年はサバフグが超多い!サバフグ対策に有効な黒いPEラインと、チェックしておきたい対策方法3つを紹介しています。岸釣りでもときどき道糸を切られるサバフグですが、沖釣りでの被害はかなり深刻。対策をチェックして、準備万全で釣りに向かいましょう!
目次
今年はサバフグ対策必須!
4つの対策でサバフグに対抗!
連載第86回!今週は全国で大量発生中のサバフグ対策についてです。
天候はイマイチながらも秋の釣りシーズンを迎えて、岸釣りも沖釣りも盛り上がってきた10月後半。今年はフグが非常に多く、道糸を切られるトラブルが多発しています。特に沖側には驚くほどの数がいて、釣りにならないこともしばしば。どんな対策を立てて立ち向かうべきなのか、定番のテクニックを4つご紹介します!
サバフグはこんな魚!
秋に増えるフグの一種
今回取り上げる「サバフグ」は、秋の訪れとともに数を増やすフグの一種です。キス釣りの外道で釣れるようなフグとは種類が異なり、サバフグの中にもいくつか種類があります。他のフグと比べるとやや浮き気味、表層~中層を泳いでいて、動くものに鋭く反応!仕掛けではなく、道糸を切ることでも知られています。
特に数が多いエリアは水深40m~100m前後、タチウオや真鯛、アマダイをやるような釣り場で、岸釣りでは青物やアオリイカが釣れるような、潮通しのよい外向きのポイントで登場します。
■サバフグは結び目やマーカーが大好き
サバフグ被害で最も深刻なのが、道糸へのバイトによる高切れです。結び目やラインのマーカーが動いていると美味しそうに見えるようで、通過するエサではなく、目の前を通る糸にバイトしてきます。ノーテンションでフッと重さが消えて、鋭利にカットされていたらサバフグの仕業。オモリや天秤も好きで、数が多いときは水面直下まで回収した天秤を追いかけてくるほどです。
チモトあたりのハリスを切られるならまだマシですが、仕掛けを丸ごとロストするというのがサバフグの厄介なところ!ジグやエギも好きなので、ルアー派の方もしっかり対策しておきましょう!
こんな釣りは対策必須!
釣りモノ | 登場頻度 |
岸釣り:堤防ライトショアジギング | 〇 |
岸釣り:堤防エギング | 〇 |
沖釣り:タチウオ | ◎ |
沖釣り:スーパーライトジギング | ◎ |
沖釣り:タイラバ | ◎ |
沖釣り:アマダイ | ◎ |
沖釣り:真鯛 | ◎ |
特に注意が必要な釣りは、やや浅めを釣る沖釣り。岸釣りは流れがあまり速くない、堤防まわりの釣りで注意が必要です。サバフグの登場頻度、活性は日によって違いがあり、やってみないと分からない部分がありますが、朝マズメは特に登場頻度が高いです。夜釣りがきくライトゲーム、タチウオ系は夜釣りがおすすめ。
寒くなるとどこかへ行ってしまうというのが通年のパターンではありますが、今年はあまりにも数が多いので、対策が必要な期間がちょっと伸びるかもしれません。本州で海水温が高い地域は要注意です!
サバフグ対策:黒い道糸は切られにくい!
黒い道糸はサバフグ対策の定番!
まずは対策1点目!道糸を切る魚に対して有効な、黒い道糸をご紹介します。
白以外でマーカーなしのPEラインを選ぶ、というのがひとまずできる対策で、さらに効果を追求する場合は地味な色、特に黒がよい、というのが道糸選びでできる対策の内容。タチウオ釣りでのフグ対策、中深海でのスミヤキ対策として定番です。
基本的には明るい色、マーカー付きのほうがPEラインは使いやすいんですが、この時期だけは、真っ黒なPEラインも検討してみてください!
黒い道糸をチェック!
メーカー | 製品名 | 号数 | 巻き量 |
ゴーセン | ダイバーエックスブラック | 1~3 | 200m・300m |
ヤマトヨテグス | PEストロング4 ブラック | 0.8~2 | 300m |
よつあみ | ウルトラダイニーマ ブラック | 2号~15号 | 連結 |
ブラックというカラーのPEラインは意外に少なく、流通状況を考えると「ダイバーエックスブラック」か「PEストロング4 ブラック」がおすすめ。「ダイバーエックスブラック」はマーカーが入っていますが、地味な色に抑えた対サバフグ用のラインです。オフショアのタチウオで使用頻度の高い2号~3号の300mは品薄傾向。
単色でマーカーなしのPEラインなら数は非常に多いので、売り切れていて見つからないという場合はこちらもチェックしてみてください。グレーの少ない船釣り向けは明るい色でとりあえずの対策、岸釣りならシーガー「R18完全シーバス ステルスグレー」やシマノ「ピットブル5G スティールグレー」がおすすめです!
サバフグ対策:巻き量を増やして復帰力アップ
沢山巻いて高切れに備える!
この対策は非常にシンプル、巻き量を増やすことで、切られた後でも釣りができるようにしておこうという方法です。岸釣りなら投げる距離×2、沖釣りはバーチカルで水深×2、つまり使うであろう糸の長さ2回分を巻くというのがセオリーですが、リールサイズをワンサイズ上げて3回分巻きます。
沖釣りでも岸釣りでも、サバフグが特に多いエリアの釣りではおおむね100mというのが1つの区切りになるので、200m巻いている場合は巻き量を300mにアップ。下巻きをやめたり、ラインを1号細くすると巻ききれるというケースもあります。スプールの予備を持ちこむという方法は電動リールを使う場合は難しいので、巻き量を調整して対策しましょう!
太くするのは効果薄
道糸を太くして対策するのは効果が非常に薄いです。巻き量が減りますし、1号を3号に、3号を5号にした程度ではワンバイトで道糸が切られます。耐えたとしても途中に傷があるPEを使い続けるのは非常にリスキーなので、細くして巻き量を増やす方向で調整してみてください。
船釣りでは糸の太さで仕掛けの角度が変わります。全員が同じ太さの糸を使っているということが非常に重要なので、悩む場合は極端な差が出ないように船長に相談してみてください!
サバフグ対策:仕掛けは沢山用意しておこう
いつもより予備を多めに!
道糸が切られるという話ばかりしてきましたが、もちろんハリスや結び目も狙われます。タナがあってしまって切られるだけでなく、落下中や回収中に大きなものが動くというのもサバフグを刺激する要素になるので、テンビンやオモリの予備は必ず用意しておきましょう。
仕掛けの予備を、という場合はハリス切れを想定してハリス~ハリを用意する方が多いですが、道糸を切られた場合はテンビンより下を全てロストします。あまりにもフグが多い場合は一休み、という手もありますが、それでも3セット以上は用意しておきたいところです!
安い仕掛けを使う
これはルアー系、タイラバなどで用いられている対策方法のひとつです。切られた場合の損害額を抑えるために、敢えて安価な仕掛けを使うという方法。タイラバにしてもジグにしても、この時期はタングステンは使わない方がいいです。
スカートを付けない、アシストフックの自作も仕掛けのコストを抑えられます!
サバフグ対策:今シーズンは夜釣りを重視!
夜はサバフグが大人しい!
サバフグが活発になる時間帯は明るくなってからなので、釣りを暗い時間オンリーとする対策も非常に有効です。夜釣りが効かないターゲットに対しては使えない手ではありますが、暗い時間ならサバフグに道糸を切られる頻度は大幅に下がります。
岸釣りならシーバスやライトゲーム、ナイトエギング、船釣りなら夜釣りができる地域でイカやタチウオ、バーチカルコンタクトなんかも面白いです!
明るい時間は様子を見ながら
明るくなってからできる対策は、様子を見ながら釣りをすること。同船者があまりにも切られる場合は、ポイント移動まで休憩もアリです。サバフグの群れが船の下についているような状態になったら、本命が真下にいてもタナの高いサバフグが先に手を出す可能性大。回収中に道糸が狙われるというのもリスキーです。
時間の経過やポイント移動で解決する場合もあるので、マイボートやカヤックで遊んでいる方は、積極的に流し直して上からフグがいないか覗いてみてください!
サバフグ対策で本命をゲット!
チャンスまで耐えて本命を目指そう!
道糸はブラックPEだけでなく、マーカーなしの単色系も品切れ続発となった2021年の秋シーズン。マーカーが無い300m巻きのPEは通販、釣具店とも在庫数がかなり減っています。ライン製品はどの程度の頻度で在庫が復活するのか読めないので、余裕があれば複数買っておいてもよさそうです。
対策を万全としても、完全にゼロにできないのがサバフグによる高切れ!サバフグが落ち着く時間帯を見計らって、少ないチャンスをものにしましょう!
文・sim0223/提供元・暮らし~の
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