あなたの行動や位置情報、知らない内にFacebookに送られている?

サイバーセキュリティ研究者のザック・ドフマン氏によると、「Facebookアプリは加速度センサーを使ってユーザーの動きを追跡している」という。加速度センサーとは、スマホにかかる動きの検知に用いられるセンサー。別名モーションセンサーとも呼ばれており、画面を傾けると自動で縦横切り替えてくれるあの便利な機能や画面を傾けて操作するようなゲームアプリも、この加速度センサーの働きによるものだ。
この加速度センサーによって、Facebookは1日の内でユーザーがどの時間帯に行動しているのか、横になっているのか座っているのか、もしくは歩いているのかなどを判断することができるという。いつでもどこでもスマホを持ち歩いている人は、24時間の行動を監視されているといえるかもしれない。さらに、位置情報へのアクセスを不可にしても加速度センサーの読み取りを止めることはできず、Facebookに情報が送信されているというのだ。
もちろん、Facebookは手振れ検出などカメラ機能のための使用だとしているが、自分のプライベートな行動がデータとなって外部に届いていると思うと、多少なりとも不安を感じる人がいるだろう。
また、自分がFacebookアプリに位置情報のアクセスを許可していなくても、自分の周りにいる人が許可していた場合、そこを経由して正確な位置情報がFacebookに送信される恐れがあるとも述べている。だとするならば「位置情報可否の意味がなくなってしまうのでは?」とも思うのだが…。
世界を代表するFacebook社なだけに、悪用され直接的な被害を受けるなどの心配は不要かもしれないが、削除するかしないかはあなたの判断次第。ただ、ネット社会である現代、決して他人事ではなく、自分が見えていないところでさまざまな個人情報が飛び交っていることは、頭に入れておいた方がいいかもしれない。
参照元:セキュリティ研究者、iPhoneからFacebook製のアプリを削除すべきと警告【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image: Natee Meepian / Shutterstock.com)
(文=オトナライフ編集部)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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