時間を表示する道具としての役割に加えて、ファッションアイテムとしての役割りが大きくなっている腕時計。そんなファッションウオッチのジャンルで30年以上にわたってトレンドを牽引してきたのがニューヨーク発の時計ブランド、マディソン・ニューヨークだ。
今季は、1950年代から60年代のクラシックウオッチをモチーフに、“トリプルカレンダームーンフェイズ（時計好きの間では“トリカレムーン”の通称でも知られる）”を搭載したチャールトンをリリースしている。
》古典的なカレンダー機構とモダンな意匠の合わせ技
トリプルカレンダームーンフェイズは、月、曜日、日に加えて月齢を表示する伝統的なカレンダー機構だ。このモデルでは2時位置に月、6時位置に月齢、10時位置に曜日を表示の小窓を備え、日付けは蛇のように湾曲した針で外周の数字を表示するポインターデイトを搭載。
現行モデルでは珍しくなったクラシックなデザインに加えて、複数のカレンダー機構を文字盤に集約した機能性の高さも特徴と言えるだろう。
もうひとつこのモデルの魅力として見逃せないのが、クラシックをベースにしつつ、現代的なテイストを加えたデザインだ。立体的なローマンインデックス、ギョーシェ風の装飾を施した文字盤、ひし形のローザンジュ針など、伝統的なデザインを継承しつつ、色使いやサイズ感でモダンな雰囲気をプラス。ビジネスシーンはもちろんだが、古典的な機構をデイリーユースで楽しむセカンドウオッチとしても、最適なモデルに仕上げられている。
また、大きな魅力と言えるのが、２万円前後という手頃な価格でありつつ、価格以上の上質感を実現している点。バリエーションが豊富なため、色違いで揃えて気分に合わせて着け替えを楽しむのも面白い。
MADISON NEW YORK（マディソン・ニューヨーク）
チャールトン 2時位置と10時位置に設けた小窓で月と曜日、文字盤中央の湾曲した指針で外周の数字を指し示すポインターデイト表示を備えたトリプルカレンダー機能に加えて、6時位置に月の満ち欠けを表すムーンフェイズを備える“トリカレムーン”モデル。服装やシチュエーションを選ばずに着けられるクラシックかつモダンなデザインが魅力的だ。
