【LINE公式アカウント】無料と有料プランの違いは?

【LINE公式アカウント】無料で使える機能を解説!
(画像=(Image:slyellow / Shutterstock.com)、『オトナライフ』より 引用)

ここまで見てきたように、LINE公式アカウントでは無料プランでも有料プランでも、使える基本的な機能に違いはない。以前はリッチメニューなどの有料プランでしか利用できなかった機能も、現在は基本機能として無料プランでも利用できる。

それではLINE公式アカウントでの無料プランと有料プランの違いとはどのような点にあるのだろうか。LINE公式アカウントの無料プランと有料プランの違いについて詳しく見てみよう。

・送れるメッセージ通数が違う

LINE公式アカウントの無料プランと有料プランの最大の違いとは1ヶ月あたりに送信できるメッセージの上限数である。LINE公式アカウントの料金プランによって、次の表のようにメッセージの送信上限数が決まっている。

【LINE公式アカウント】無料で使える機能を解説!
(画像=『オトナライフ』より 引用)

LINE公式アカウントを無料で使えるフリープランでは1ヶ月あたりに送信できるメッセージの上限数が1,000通までである。1,000通というのは数が多いように思えるが、カウント方法は友だちの数に送信するメッセージ数をかけた数になる。友だちの数が多ければ、1ヶ月に送信できるメッセージの数は限られてしまう。

例えば、フリープランを利用していて500人が友だち登録してくれたら、1ヶ月に2通までしかメッセージを送信できないということになる。LINE公式アカウントを開設したら、最初は無料プランでも大丈夫だが、友だちの数が増えてきたらメッセージ送信数に有料プランと大きな違いがある点を理解して、有料プランへの切替も検討したほうが良いだろう。

【LINE公式アカウント】メッセージ通数のカウント方法は?

【LINE公式アカウント】無料で使える機能を解説!
(画像=(Image:Peter Austin / Shutterstock.com)、『オトナライフ』より 引用)

LINE公式アカウントの無料プランと有料プランとの違いは1ヶ月あたりのメッセージ送信数であるが、実は料金プランの違いにより上限数が設けられるメッセージ送信数にカウントされるメッセージと、カウントの対象外となるメッセージがある。どのメッセージがカウントの対象となり、どのメッセージがカウント対象外になるのか、理解しておかないとメッセージのカウント方法もわからない。カウント対象になるメッセージ、対象外になるメッセージと、メッセージのカウント方法を詳しく見ていこう。

・メッセージ通数のカウント対象

LINE公式アカウントで料金プランのメッセージのカウント対象となるメッセージは次のメッセージである。

●メッセージ配信
●Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」

メッセージ配信とは、その都度、LINE公式アカウントの管理画面でメッセージを作成して配信できる機能である。メッセージ配信機能で作成したメッセージは、メッセージ送信数のカウント対象になるので注意しよう。LINE公式アカウントのメッセージ配信機能では、メッセージを送信する対象者を属性で絞り込んで配信できるセグメント配信機能も利用できる。セグメント配信機能で配信したメッセージもカウント対象となるので注意が必要だ。

メッセージ送信の上限数が気になる場合には、あえてセグメント配信機能を使ってメッセージの送信対象者を絞り込んだり、メッセージの送信上限数を設定することも検討しよう。

Messaging APIとは、Botサーバーを使ってユーザー個人に合わせたメッセージのやり取りができるように設定できる機能である。フリープランでも利用できるAPIもあるが、「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」を使って送信するメッセージは、メッセージ送信数のカウント対象となるので注意しよう。

・メッセージ通数のカウント対象外

メッセージの送信数のカウント対象外となるメッセージもある。カウント対象外になるメッセージの種類は次のメッセージである。

●LINEチャットの送受信
●応答メッセージ
●AI応答メッセージ
●あいさつメッセージ
●Messaging APIの「Reply API」

ユーザーとトークルームでやり取りをするチャットや、定型文やキーワードで応答する自動応答メッセージ、AIがメッセージを判別して送信するメッセージを選択するAI応答メッセージは、メッセージ送信数の対象外となる。

あいさつメッセージとは、ユーザーが友だち登録してくれたときに自動でトークルームへ送信するメッセージである。あいさつメッセージもLINE公式アカウントのメッセージ送信数の対象外となる。また、Messaging APIの「Reply API」もカウント対象外である。

無料プランでLINE公式アカウントを運用する場合には、友だちの数が少なければそれほどメッセージ送信数の上限数やカウント対象外となるメッセージの種類は気にしなくても大丈夫だろう。しかし、ある程度、友だちの数が増えてきたら、1ヶ月に1,000通のメッセージの上限数はあっという間に超えてしまう。

メッセージ送信数にカウントされるメッセージ、カウント対象外となるメッセージとメッセージ数のカウント方法はよく理解した上で、上限数を超えない送信方法を考えよう。また、友だち追加してくれるユーザー数が多くなるということは、それだけ売上もアップすることを意味する。無料プランの中で対象外となるメッセージも考えながら、効率的な送信方法を考えるだけでなく、有料プランへの切替も検討してもいいだろう。

なお、LINE公式アカウントは無料プランから有料プランへの切替だけでなく、有料プランから有料プランへの切替も簡単にできる。キャンペーンなどを展開するためにメッセージ送信数を増やしたい月だけ有料プランへ切り替えて、通常モードで運用したい場合には無料プランで利用するということも可能だ。効率的なLINE公式アカウントの運用を目指そう。

※サムネイル画像(Image:StreetVJ / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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