9月に「iPhone 13」シリーズを発表・発売したばかりのアップルから、近々「iPhone SE 3(仮称)」がリリースされることになりそうだ。「iPhone SE 3は2022年春に発売される」と台湾メディアが報じたことで大きな話題となっている。「iPhone SE」といえば、高性能・高価格化が進むiPhoneシリーズの中で、手ごろな値段設定となっていることもあり高い人気を誇る機種となっている。
今回は、その性能が明かされつつあるiPhone SE 3についてお伝えしていきたい。
iPhone SE 3はフルスクリーン化か?

台湾メディア「経済日報」は10月11日、「アップルが2022年の春に5G対応のiPhone SE 3を発売する」と報道。アップルはiPhone SE 3のポジションを「史上最も安価な5G iPhone」と位置づけ、推定価格3,799元、日本円で約6万7,000円(128GBモデル)となる見込みのようだ。
iPhone SE 3のスペックについても情報筋からの話として、「『iPhone XR』に近いフルスクリーンデザイン」「4.7インチの液晶ディスプレイ」「ノッチ部分の面積20%削減」「1,200万画素のカメラ」といったスペックが伝えられている。
4.7インチディスプレイということは、ディスプレイサイズは2020年に発売された「iPhone SE 2」と同程度ということになる。それがフルスクリーンになるということは、本体サイズは一段小さくなるのだろうか。年を追うごとに高性能・高価格とともに巨大化していくiPhoneの流れに逆らう革新的な判断と言えるかもしれない。一方でフルスクリーンとなれば、少なくとも物理的なホームボタンの設置は望み薄となりそうだ。近年は指紋認証機能「Touch ID」の復活を求めるユーザーも多いが、果たしてアップルはiPhone SE 3でどのような選択をするのだろうか。