「スクーターで楽しむキャンプツーリング」とした。普段の足や通勤などに使っているスクーターで、キャンプツーリングを楽しんでみようというもの。今回のキャンプで使用したホンダADV150は、アドベンチャーテイストのデザインや装備が特徴。未舗装路が多いキャンプ場では心強いバイクということでセレクトした。泊まりのキャンプであればテントやシュラフが必要になり、さらに料理道具なども含めればそれなりにかさ張ってしまうが、デイキャンプであればメットインスペースだけでも十分に収納できるはず。ここではそんなスクーターキャンプツーリングの後編として、キャンプをする際のポイントや簡単でウマいキャンプ飯のガイドをしていこう。

目次

  1. テントを張る時のポイント
    1. テントは暗くなる前に張るようにしよう
    2. ペグは頑丈なものを持って行くようにしよう
    3. インフレータブルマット(空気マット)があれば快適に寝られる
  2. 焚火をする時のポイント
    1. 直火がダメなキャンプ場では焚火スタンドなどを使用する
    2. 薪と炭はキャンプ場で調達する
    3. バイクと焚火は2m以上離すようにしよう
  3. 調理に使用するアイテムは何が必要か?
    1. ガスバーナーとクッカー、調理用グリルがあればベスト
    2. クッカー&メスティン
    3. 調理用グリルは万能アイテムだ
    4. ガスバーナーセット
  4. キャンプ飯クッキング
    1. 牛肉とキノコの和風炊き込みごはん
    2. ハムとたまごのホットサンド

テントを張る時のポイント

テントは暗くなる前に張るようにしよう

たまにあるのが、キャンプ場に到着した時にはすでに辺りが暗くなってしまっていること。暗い中でのテントの設営はかなり厳しいものがある。設営する場所が本当に安全な場所なのかが判別できないからだ。可能であれば日が暮れる前に設営するか、ヘッドライトなどを使用して周りに迷惑をかけないように設営しよう。

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=テントを張る場所にも注意。水が溜まりやすい場所、川のそばなら増水にも注意しよう。、『Moto Megane』より引用)

ペグは頑丈なものを持って行くようにしよう

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=テントを固定するペグは出来れば付属ものではなく頑丈なものを購入したい。1000円程度で購入可能だ。、『Moto Megane』より引用)
スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=ペグを打ち込むハンマーもプラスチックではなくスチール製がベスト。硬い地面でも打ち込むことができる。、『Moto Megane』より引用)

インフレータブルマット(空気マット)があれば快適に寝られる

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=空気(インフレータブル)マットは、膨らますとこのようになる。バルブを開くと自動で空気が入るので手間いらず。これがあれば快適性は段違いだ。、『Moto Megane』より引用)

焚火をする時のポイント

直火がダメなキャンプ場では焚火スタンドなどを使用する

焚火はキャンプの醍醐味の一つ。燃えている火をジッと見つめるも良し、仲間で囲んで語り合うのも良し、雰囲気を盛り上げてくれることは間違いない。そんな焚火だが、薪や炭を直接地面で燃やしてはダメなキャンプ場も多い。そんな時は焚火スタンドなどを利用するようにしたい。もちろん燃えカスの炭の処理も忘れずに。

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=焚火の後の炭や灰の処理も忘れずに。、『Moto Megane』より引用)

薪と炭はキャンプ場で調達する

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=バイクで行くキャンプツーリングでは、かさ張る薪や炭を持っていくのは厳しい。そこでキャンプ場で販売している薪や炭を購入したい。、『Moto Megane』より引用)

バイクと焚火は2m以上離すようにしよう

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=焚火や料理の準備でつい忘れがちなのがバイクを止める位置だ。火元に近いと火の粉などが飛ぶと危険。2m以上は離すように注意しよう。、『Moto Megane』より引用)

調理に使用するアイテムは何が必要か?

ガスバーナーとクッカー、調理用グリルがあればベスト

調理用アイテムは料理をするには必需品。お湯を沸かすのはもちろんだが、食材を焼いたり煮たりといろいろできる。今ではコンパクトに収納できるものもあるので、吟味して準備するようにしよう。ガスバーナとクッカー各種、そして食材があれば簡単でそれなりの料理を作れるぞ。

クッカー&メスティン

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=クッカーは水や料理を入れられて便利。メスティンはご飯も炊けるし蒸し物や煮物も作ることができる。、『Moto Megane』より引用)

調理用グリルは万能アイテムだ

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=薪や炭を入れて使用する調理用グリルはあれば非常に便利。料理はもちろんだが、焚火スタンドとしても使える。、『Moto Megane』より引用)

ガスバーナーセット

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=お湯を沸かすガスバーナーはあればすごく重宝する。お湯を沸かせるのはもちろん、焼き物もできる。ガスが無くなったら使えないので、残量に注意するようにしよう。、『Moto Megane』より引用)

キャンプ飯クッキング

牛肉とキノコの和風炊き込みごはん

肉を焼くだけでも十分なのだが、ちょっと工夫してクッカーで作る和風炊き込みごはんに挑戦。牛肉とキノコを使ってすき焼き風の味わいに。工程が少なく作業もシンプルなので、簡単に作れる。使用するのはメスティンとクッカーのみだ。出来上がりは・・・ちょっと作りすぎました。4人分の材料をメスティンに入れたらこんな感じに(笑)

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=『Moto Megane』より引用)

材料(2人分)
● 米:1合
● 牛肉:80g
● 水:180cc
● しめじ:1/4房
● しょうゆ:大さじ1
● 砂糖:小さじ1
● 酒:小さじ1/2
● ごま油:小さじ1/2

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=3.ごま油をひいて牛肉としめじを炒める。全体的に火が通ればOK。味付けの調味量を忘れずに。、『Moto Megane』より引用)
スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=2.固形燃料を使用すれば放ったらかしでOK。蒸らしも入れれば30分ほど。、『Moto Megane』より引用)
スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=1.メスティンでご飯を炊く。このサイズなら2合まで炊くことができる。、『Moto Megane』より引用)

ハムとたまごのホットサンド

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=『Moto Megane』より引用)

朝食にはホットサンドメーカーを使用した「ハムとたまごのホットサンド」を作ってみた。こちらも簡単にできる。ホットサンドメーカーに焦げ付かないように焼くのがコツ。油やバターなどを塗って焦げ付かないようにしたい。火力も強すぎると写真のように焦げてしまうぞ。お好みでケチャップを付けてもウマい!

材料(2人分)
● ハム:薄切り6枚
● たまご:2個
● マヨネーズ:小さじ2
● 黒こしょう:少々
● くるみ食パン:2枚

スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=3.ホットサンドメーカーでパンを挟む。この時バターを塗れば焦げにくい。、『Moto Megane』より引用)
スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=2.パンを乗せて、先ほどの目玉焼き、ハムを乗せればOKだ。、『Moto Megane』より引用)
スクーターで楽しむキャンプツーリングガイド【テント設営・焚き火・調理編】
(画像=1.まずはホットサンドメーカーで目玉焼きを作る。両方使って2個焼いた。、『Moto Megane』より引用)

提供元・Moto Megane

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