人吉にある全国でも数少ない個人管理の公園「あじさい蓮華パーク」。毎年、紫陽花の季節には地元の方をはじめ人吉新聞やニュースにも取り上げられる知る人ぞ知る観光名所なのですが、秋のこの時期、まさかの桜が咲いているんだとか。
秋に桜って、秋桜(コスモス)が咲いているだけなんじゃ?と半信半疑ですが、事実ならばとても気になるので早速伺ってみました。
あじさいの時期だけじゃない!あじさいの蓮華パーク

さっそくやってきました。あじさい蓮華パーク。
くまモンとの看板が目印です。

個人で経営されておられますからね、ここは忘れないようにしっかりと管理料(入場料)一人300円を箱に入れておきましょう。

あじさい蓮華パークを案内してくれるのは上村富章さん。ご夫婦で1500坪ある山の管理をされておられます。
上村さん「桜ね!こん前、人吉新聞にも大きく取り上げられたったいね!」

桜が咲いていた!

10月桜といって、秋と春の2回花をつけるそう。パーク内に50本程植えられているそうです。この時期は、桜とつつじのコラボ、11月は15000本のつつじが満開で、ハナモモやソメイヨシノと春まで花を楽しめるそう。
40年以上前に他界された実母が桜が好きで植えたのが始まりなんだとか。

10月桜のほか、ナス科のフォックスフェイスが地植えしてあったり。

四つ葉より縁起がよさそうな五つ葉のクローバーがその辺に植わっていたりと、この時期でも様々な植物たちが元気に育っていましたよ。

上村さん「ほら、それが「花かいどう」たい。1本3000円~4000円位するもんね。ほかにもハーブが儲かるから植えてから、販売しようかと思いよるとたい。ここは宝の山よ。苗を販売したりすれば、山にあるもんは工夫すれば売れる。販売ば、かせせんね?」

すいません…。目をこらしてみたのですがどれが「はなかいどう」か、わかりませんでした。
花を愛でるだけじゃない楽しいスポット

続いて案内していただいたのはハウス。

ステージにカラオケセット!ここは公民館ですか?
みんなが来た時に演奏会やカラオケができるようにしているそう。

谷の真ん中に青い池のようなものが見えますが・・・
上村さん「初孫のためね。山に来てなんもなかけん、800万かけて作ったったい。ボウリングして地下水は引いて、天然のプールば作ったとよ。孫はかわいかもんね~小学校の3年生までは夏休み来よったが、それから部活で忙しくなって、もう来なくなった。今の子どもは忙しかもんね。今でん、使わるっとよ。」

「昼ごはん食べていかんね?」と自家製の米を炊いたご飯を頂きました。緑米ともち米を混ぜてあり、歯ごたえ抜群で甘味がしっかりしたお米です。
上村さん「今度来るときは、おかずだけ持ってくるとよかよ。米はあるけん、ここで1日のんびりしていきなっせ。」
消防士として勤めていた上村さん。マジック愛好家でマッチという愛称で手品を披露したり、おじゃめインストラクター等をして地域の方々と交流をしてるそう。パークを活性化させ、多くの方に来てもらうため、クラウドファンデングを始めたり、若者との交流会にも積極的に参加していたりイノシシやシカに、花や木を荒らされるそうで、年中手入れをしているパワフルなおじいちゃんでした。
まとめ
10月末までは、10月桜とつつじのコラボレーションを楽しむことができます。今からの時期はつつじ、さくら、蓮華、あじさいと年中楽しめる「あじさい蓮華パーク」。
お花のほかにもハウスでカラオケができたり、ご飯を頂けたりと1日ゆったりとできるスポットでしたよ。
ただトイレはありませんので、女性の方はご注意くださいね!
あじさい蓮華パーク
住所 | 人吉市赤池水無町1028-16 |
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その他 | 駐車場 約20台 営業時間 日の出~日没まで 入場料 施設維持管理費300円 |
※記事中の情報は取材時点のものです。内容等変更になっている場合がございます。
文・肥後ジャーナルライター/提供元・肥後ジャーナル
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