リカー・イノベーションは10月13日に、同社が運営するお酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」のメールマガジン会員を対象に実施した、「緊事態宣言解除に伴うお酒への意識調査」の結果を発表した。同調査は、10月8日18時~11日12時の期間に行われ、432名から回答を得ている。
調査対象者に、緊急事態宣言が解除されて、意識に変化があったかを尋ねたところ、「大きく変わったが4.2%、「少し変わった」が28.0%、「変わらない」が67.4%、「その他」が0.5%だった。
「変わらない」と答えた人からは、「根本的に事態が解決しているわけではないので、再度感染拡大する可能性は大いにあると考えている」「これまである程度の自粛生活をしてきたが、しばらくは状況の様子見が必要だと思ったため」といった意見が寄せられている。
一方、「変わった」「大きく変わった」と答えた人からは、「周囲の飲食店に人の姿が戻った、酒を提供する店が増えた」「以前は控えていた遠出を少しずつ再開したいなと思っているため」といった意見が寄せられた。
緊急事態宣言が解除されてから、飲食店などにお酒を飲みに行ったかを尋ねた質問では、「飲みに行った」という回答が17.8%に達する一方で、69.4%の人は「まだ行っていない」と答えている。
「まだ行っていない」と回答した人からは、「まだ油断できないので、解除されて1カ月以上様子を見てから、飲みに行けるか判断する」「緊急事態宣言が解除されたとはいえ、感染予防対策は取るべきだと考え、外で飲酒をすると感染予防を怠ってしまう可能性があるため」といった意見が寄せられた。
緊急事態宣言解除後の、家飲みの頻度としては、「変わらない」が87.0%を占めている。「かなり減ると思う」(1.0%)、「少し減ると思う」(8.8%)を合わせた回答は9.8%に留まり、家飲み需要はまだ高いとみられる。
「変わらない」と答えた人からは、「家飲みに美味しいお酒を選べる環境は、通販やお取り寄せが増えてむしろ豊かになったから」「のんびり飲めるし好きなつまみを作ったり好きなように飲めるラクさに気づいてしまったから」といった意見が寄せられた。
提供元・BCN+R
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