四国ツーリズム創造機構は新型コロナウイルス終息を見据えた「第5次四国観光交流戦略」を発表しました。
具体的な発表内容としては、四国ツーリズム創造機構のビジョンについてやそれを踏まえた2025年までの目標、インバウンドに関連したマーケティング戦略などです。
目次
四国ツーリズム創造機構が見据える将来像
四国ツーリズム創造機構はビジョンとして、広域観光の推進による四国ブランドの確立を掲げています。
また指針として、四国の広域観光推進の舵取り役として、四国ブランドの確立に貢献することを示しており、スローガンとしては、「しあわせぐるり、しこくるり。」を掲げています。
上記を踏まえた取組み内容として、2025年度までの以下の重点推進項目を掲げています。
- 四国を一つのエリアとする、広域周遊型観光の推進
- デジタル技術によるマーケティングの強化
- 持続可能な観光の推進による四国ブランドの確立
「四国遍路」ストーリー活かし、訪日客向けに体験型コンテンツを造成
四国ツーリズム創造機構は訪日誘客事業として、地域の観光資源を活用したアドベンチャーツーリズムのモデルツアー造成事業を発表しました。
地域の観光資源を活用したアドベンチャーツーリズムのモデルツアー造成事業の概要
欧米豪の活動的な知的富裕層を主たるターゲットに置き、それらの国に認知度が高い「四国遍路」がストーリーで紐づけられた体験型コンテンツを四国東部エリアで造成することを予定しています。
それと同時に、「四国遍路」を訴求力のあるATモデルツアーに仕上げ、ガイドやコーディネーターを併せて育成することも予定しています。
予定している具体的な取組内容
- コンテンツ及びモデルツアーの造成(徳島・香川)
- 知見のある外国人を中心としたコンテンツの課題抽出と磨き上げ
- ガイド、コーディネーターの育成
- ATの浸透に向けた地域関係者、住民を対象にセミナー等を実施
の実施を予定しています。
<引用>
四国ツーリズム創造機構ホームページ:会員・法人・学校のみなさまへ
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
【関連記事】
・【独自】GoTo「良い影響ある」96.7% 、菅首相に「インバウンド期待」72.5% 海外向け情報発信の適切な時期と内容は:インバウンド対策意識調査
・仏・Japan Expo創立者に聞いた、日本の魅力の「ニューウェーブ」とは?【訪日ラボ独占インタビュー】
・外国人に大人気「アキバフクロウ」に実際に行ってわかった、「体験」へのこだわりとインバウンド対策の秘訣とは
・インバウンド業界は「第三のフェーズ」へ-より戦略に精緻さ求められる時代に
・【日中比較】新型コロナで売れた・売れない商品ランキング 「口紅」明暗分かれる