ライダーが跨らなければ自立できないバイクという乗り物は、その不安定さこそが人車一体となって運転する楽しさを生み出している。また、車のようにキャビンに守られていないからこそ、全身で風を感じることができるのだ。

そんなバイクの魅力はいつも転倒や事故と背中合わせにあるのは否めない。だからこそ、いざという時に万全の備えとして、しっかりした安全装備を着用し、末永くバイクを楽しみたいものだ。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

ここでは免許を取得してまだ2年しか経っていない20代のライダー澄川マナさんにAlpinestarsのエアバッグTECH-AIR5を着用レビューしていただいた模様と共にその効果を解説したい。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

澄川マナさん(24)

二輪免許歴2年のビギナーライダーで愛車は2016年モデルのSR400。

バイク用エアバッグの存在はMotoGPなどで知っていたが、一般ライダーが公道で使用するエアバッグの存在は今回の取材で初めて知った。

目次

  1. 半袖ではバイクに乗らないことを心がけている
  2. わずか0.025秒で展開するエアバッグがライダーを保護するTECH-AIR 5
    1. いつものジャケットの下に着用できる!
    2. さらにそのままバイクで走っていただいた
  3. エアバッグの展開を疑似体験!
    1. バイク事故で頭部の次に多い損傷部位である胸部と上半身を護る
    2. バイクにずっと乗り続けたいからエアバッグを
  4. 操作不要!完全ワイヤレス!最高の保護性能を実現したエアバッグ

半袖ではバイクに乗らないことを心がけている

幼いころからお父さんのバイクの後ろに乗ることが楽しみだったという澄川さん。自身が二輪免許を取得したのも自然な流れだったのかもしれない。

愛車はカラーリングが気に入ってわざわざ大阪から取り寄せてもらったという赤いSR400で、休みの日にはお父さんとキャンプに出掛けることもあるそうだ。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「今までバイクで転倒や事故に遭ったことは無いですが、父は何度か入院するほどの怪我を経験しています。だから、父からは絶対半袖では乗らないようにと、いつも釘を刺されています」

と、お父さんの助言もあり、バイクに乗る時の服装には日頃から気を使っているそうだ。

バイク事故自体は減少傾向にあるが、死亡事故の最も多い年齢層はライダーのボリュームゾーンでもある50代となり、次いで多いのが20代だ。中年、熟年ライダーは経済的に余裕がある分、装備もしっかりしている傾向にあるが、若年層のライダーは軽装でのライディングも目立つ。

わずか0.025秒で展開するエアバッグがライダーを保護するTECH-AIR 5

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

一般ライダー向けエアバッグの存在は知らなかったという澄川さん。車体とワイヤー接続不要の着るだけエアバッグ、AlpinestarsのエアバッグTECH-AIR5を実際に着ていただき、その感想を聞いた。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「思ったより軽くてコンパクトですね。デザインもおしゃれな感じです」

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

XS~4XLまで豊富なサイズバリエーションがあるTECH-AIR 5。身長167cmのすらりとしたスタイルの澄川さんはSサイズがジャストだった。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)
永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「なんかすごく守られている感がありますね。それでいて動きにくい感じも無いです。」

そんな第一印象を語ってくれた澄川さん。さらに上にジャケットを着てもらった。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

いつものジャケットの下に着用できる!

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

TECH-AIR5は非常にスリムなので、ファスナーを締めた状態で胸周りに4cmの余裕があれば、いつも着ているジャケットの下に着用することができる。エアバッグ専用ジャケットが必要無いのだ。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「TECH-AIR 5は見た目以上にスリムなので、ジャケットを羽織ってもきつい感じはしないです」

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「バイクに跨ってみても違和感は無いですね」

さらにそのままバイクで走っていただいた

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「まったく動きづらい感覚も無くて、着ていることを忘れるくらい普段と変わらない感じでした。これなら長い時間着るもの億劫にならないですね。」

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「それに特にセッティングをしたり、バイクとワイヤー接続したりする必要も無く、着るだけで良いっていうもの気軽だと思います。」

エアバッグの展開を疑似体験!

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

実際は高精度なセンサーが転倒や衝突を検出しない限りエアバッグが展開することは決して無いのだが、デモモードでエアバッグの展開を疑似的に体験してもらった。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

瞬時に膨らむエアバッグに驚いた感じの澄川さん。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「背中も肩も胸もがっちりガードされてますね。ジャケットに入っているプロテクターとは厚みがまったく別物って感じ。手で叩いたくらいでは全くビクともしない!すごい!これはかなり安心感ありますね。」

バイク事故で頭部の次に多い損傷部位である胸部と上半身を護る

バイク事故で最悪の結果を招く致命傷を負うケースが最も多いのが頭部で、その次が胸部である。だから近年では胸部プロテクターの装備が推奨されているのだ。TECH-AIR 5は胸部だけでなく、肩・上腕部・わき腹・背中全面を保護し、上半身の負傷リスクを最小限に抑える。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

「今はまだ関東近郊しか走ったことが無いんですが、いつか自走で九州に行きたいなって考えてます。その時は今より安全対策をしなきゃいけないなと思ってたんですが、今回、TECH-AIR 5という着るエアバッグを知ってすごく興味が湧きました!」

バイクにずっと乗り続けたいからエアバッグを

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

若いライダーこそこれから先にバイクライフを楽しむ時間が多く待っている。だからこそ、安全対策をなおざりにせず、しっかりした装備で安心で充実したバイクとの時間を楽しんでいただきたい。

操作不要!完全ワイヤレス!最高の保護性能を実現したエアバッグ

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

TECH-AIR5は数百万kmに及ぶ走行データ、数千回のクラッシュデータからのアルゴリズムを基にしてシステム開発された。背面に搭載するアクセルレーター(加速度)とジャイロ(傾き)を検出する合計6個の高性能センサーによって衝突前にエアバッグを展開し、ライダーを保護する。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

TECH-AIR5のエアバッグシステムと脊髄プロテクターは、CEレベル1プロテクター18枚分のプロテクション性能を発揮。エアバッグの衝撃吸収性能により、身体にかかる衝撃力を最大95%減少させる。

永くバイクを愉むために。若い世代にこそエアバッグの着用をお薦めしたい。
(画像=『Moto Megane』より引用)

セッティングなどは必要なく、ジッパーを閉めてマグネットフラップを閉じるだけで準備完了。USB充電によって約30時間駆動する。

AlpinestarsTECH-AIR5

希望小売価格98,890円(税込)
サイズXS〜4XL

提供元・Moto Megane

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