マイホームの購入を考えている方の中には、貯金はどのくらい必要なのか!マイホーム貯金をするにはどうしたら良いのか!分からないという方も少なくありません。ここではマイホームを購入するのに必要な貯金額やマイホーム貯金をする方法とコツを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
マイホーム購入に必要な貯金額は?
マイホームを購入しようとする時、どのくらい貯金が必要なのでしょうか?最近では頭金を準備していなくても、ローンが組めるようになったとはいえ、全く貯金のない状態でマイホームを購入するのは危険がともないます。
今回は、マイホームを購入するのに必要な貯金額やマイホーム貯金をする方法とコツを詳しく解説していくので、マイホームの購入を考えている方はどうぞご覧ください。
物件価格の10%を準備
では、マイホームを購入しようとする場合どのくらいの金額を準備しておけば良いのでしょうか?マイホームを購入しようとする時、物件の価格以外にもさまざまな諸経費がかかります。諸経費は、新築マンション購入の場合で物件価格の約5%、中古マンションや一戸建ての場合では6%~10%が諸経費がかかるとされています。
新築マンションの価格が4000万なら200万程度、4500万の一戸建や中古マンションなら270万~450万程度の現金が必要になるので、物価価格の10%を準備しておくようにしましょう。
また諸経費以外にも、引っ越しにかかる費用や家具や電化製品を新たに購入する代金もかかることを頭に入れておきましょう。
購入後に残す貯金額
次は、マイホーム購入後に残す貯金額についてチェックしていきましょう。ローンを組んでマイホームを購入しているわけですから、当然毎月の返済がともないます。いざという時困らないためにも、ローン返済額と通常かかる生活費6ヶ月分は貯金しておくようにしましょう。
たとえばローン返済と生活費でひと月40万かかっているのであれば、40万×6ヶ月分で240万円が購入後に貯金しておきたい金額です。
マイホーム購入時にかかる費用内訳
ここまでは、マイホーム購入に必要な貯金額についてチェックしてきました。ここからは、マイホーム購入時にかかる費用の内訳をみていきましょう。
現金で支払う費用
頭金がなくても住宅ローンを組むことができますが、住宅ローンで払うことができるのは物件の価格で
- 印紙税
- 不動産取得税
- 固定資産税・都市計画税
- 登記費用
- 手付金
- 仲介手数料
といったマイホーム購入にかかる税金や手数料などの諸経費は現金で払わなくてなりません。
頭金として必要な金額
以前は、購入金額の7割~8割までしかローン組めない金融機関が多かったため、購入金額の2割程を準備する必要がありました。
しかし先程も解説したように、最近では頭金がなくても住宅ローンを組むことができます。ただし頭金を払えば、住宅ローンを借りる金額が少なくなるため、利息分の支払いを減らすことできます。住宅ローンは借りる額大きくなるほど支払うべき利息も増えるので、頭金は出来る限り用意するのがおすすめです。
マイホーム貯金の方法
ここまでは、マイホーム購入時にかかる費用の内訳について解説してきました。ここからは、マイホーム貯金の方法をチェックしていきましょう。
マイホーム貯金①目的別貯金
マイホーム貯金の方法1つ目は「目的別貯金」をすることです。上手に貯金するためには、目的を明確にすることが大切です。それは、マイホーム貯金だけでなく新しい家電製品が欲しい場合や新車が欲しい場合なども、使用目的を決めてから貯めていくようにしましょう。
マイホーム貯金②ライフプランを考える
マイホーム貯金の方法2つ目は「ライフプランを考える」ことです。ライフプランとは、「自分がどのようになりたいか」という「人生設計」のことです。
人生の中には、結婚や出産・子供の進学・マイホーム購入など、大きな出費となる時があります。人生設計をきちんと立てていれば、そのための準備ができるので、負担を少なくするためにもライフプランをしっかり考えておくことが大切なのです。
マイホーム貯金③家計の収支の把握
マイホーム貯金の方法3つ目は「家計の収支の把握」をすることです。マイホーム貯金は、頭金にくわえ、現金で支払う税金や手数料などの諸経費、いざという時のために通常かかる生活費6ヶ月分は貯金をしておく必要があります。
そのため、毎月どのくらいの生活費がかかっているのか、家計の収支の把握しておくと貯金がしやすくなります。
マイホーム貯金の貯め方のコツ
目的別貯金やライフプランを考えるなど、マイホーム貯金の方法について解説したあとは、マイホーム貯金の貯め方のコツをチェックしていきましょう。
目標と期限を決めて貯める
マイホーム貯金を効率良くするためには、目標金額と期限を決めることがポイントです。頭金は物件価格の10%を目安に、税金や手数料などの諸経費、引っ越し費用や家具や電化製品を新たに購入する代金、生活予備費6ヶ月分などを考慮し目標金額を設定するようにしてください。
目標金額が決まったら、その金額をいつまでに貯めるのかを決めておくと1年間にどのくらい貯金すれば良いのかが分かります。ボーナスがある方はボーナスを貯金にあてることができますが、金額の変動が大きいボーナスでの負担を多くするのは避けた方良いでしょう。
住宅ローンを借りるときの考え方
住宅ローンを借りるうえで重要なのは「借りられる金額」と「返済できる金額」は違うということです。ここでは、住宅ローンを借りるときの考え方についてチェックしていきましょう。
「いくら返せるか」で試算する
住宅ローンを借りるときその上限額は、年収に対して住宅ローンの返済額がどのくらいの割合を占めているかの「返済比率」で決められます。「フラット35」と言われるプランの場合、年収300万円~400万円未満で30%以下、400~700万円未満で35%以下、700万円以上で40%以下とされています。
この比率で借入可能額を計算すると、融資限度額は年収400万で約3,600万で月々の返済額は約11万6,000円です。しかし、無理なく返済できる金額は年収の25%以内と言われており、融資限度額は年収400万で約2,500万、月々の返済額は8万3,000円が妥当な金額になっています。
また、同じ年収であっても、お子さんがいる家庭や夫婦ふたりの家庭では、月にかかる生活費が変わってくるため、当然返済できる金額も違ってきます。このように、借りられる金額と返済できる金額は人によって違ってくるので、無理をせずに返済できる金額を借りるようにしましょう。
フラット35 ローンシミュレーションで計算
「フラット35」のシュミレーションには5秒でできる簡単なシュミレーションから詳細なシュミレーションまでさまざまな種類があるので自分にあったものを活用してみましょう。ここでは「フラット35」ローンシュミレーションの簡単な使い方をご紹介します。
まずは「借入金額」が毎月の返済額を調べる方法です。ここでは、現在の希望借入金額から毎月の返済額がいくらになるかを確認できます。
- 借入希望額を入力します。
- 返済期間を15年以上35年以下から選びます。
- 返済方法を「元利均等」「元金均等」から選びます。
- ボーナス払いを希望する場合は、ボーナス割合を選んでください。
- 最後に適用金利を入力して計算をクリックすると毎月の返済額がでます。
次は「現在の年収」から借入可能額を調べる方法です。ここでは、現在の年収なら、いくらまでなら借りられるかを知ることができます。
- 年収額を入力します。
- 融資金利を入力します。
- 返済期間を15年以上35年以下から選びます。
- 返済方法を「元利均等」「元金均等」から選びます。
- 毎月返済額を入力します。ボーナス払いする方は、その分の返済額を入力してください。ボーナス払いが1回の場合、返済額の半額を入れます。
- 最後に計算するをクリックすると、借入可能額が計算されます。
続いては「毎月の返済額」から借入可能額を調べる方法です。ここでは、毎月の希望返済額から、いくらまでなら借りられるかを知ることができます。
- 希望の毎月返済額を入力します。
- 融資金利を入力します。
- 返済期間を15年以上35年以下から選びます。
- 返済方法を「元利均等」「元金均等」から選びます。
- 最後に計算するをクリックすると、借入可能額が計算されます。
無理のないローンを組むためにも、自分の借入可能額はいくらになるのか!毎月の返済額はどのくらいになるのか!をしっかりシュミレーションしておきましょう。
マイホーム貯金は目的を明確にして楽しくためよう!
今回は、マイホーム購入に必要な貯金額やマイホーム貯金の方法と貯め方コツを詳しく解説しました。また、住宅ローンを借りた時の返済シュミレーションについてもご紹介してるのでぜひ参考にしてください。
マイホームの購入は人生の中でも、とても大きな買い物です。楽しくお金を貯めながら、無理のないローンを組んで、夢のマイホームを手に入れましょう。
提供元・工具男子
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