ポルティモネンセに所属する日本代表MF中島翔哉(27)は今年2月から負傷離脱していたが、およそ8カ月ぶりとなる復帰が目前に迫っているようだ。10日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。
中島翔哉は今年1月にポルトからアル・アインへ買い取りオプション付きの半年レンタルにより加入。しかし、今年2月下旬の全体トレーニングで脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負い、シーズンを棒に振っていた。そしてアル・アインでのレンタル期間満了後は日本国内でリハビリに励んでいたが、8月中旬にポルトガルへ再入国。自身の去就についてポルト首脳陣と会談を行うと、Jリーグクラブやスペイン、イタリア国内のクラブから関心が伝えられる中、先月25日になってポルティモネンセへ1年レンタルにより復帰している。
中島翔哉について、先月下旬時点で個別トレーニングを行っているとポルトガル国内メディアが報道。ただ、ポルティモネンセを率いるパウロ・セルジオ監督は同選手の復帰を急がない考えを示していた。その中、ポルティモネンセは10日にU-23チームとの練習試合を実施。非公開のため詳細については明らかになっていないものの、中島翔哉が負傷離脱後初めてピッチに立ったという。
ポルティモネンセは代表ウィークによる中断期間明けの17日にタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル国内カップ戦)3回戦のUDオリベイレンセ戦を控えている。ポルトガル国内の複数メディアは、中島翔哉がコンディション回復で問題を抱えなければ、この一戦でポルティモネンセ復帰後初めてメンバー入りすると報じている。
なお、ポルティモネンセはここまでリーグ戦で勝ち点14を獲得。浦和レッズでプレーした過去をもつブラジル人MFエヴェルトン(28)をはじめ多くの負傷者を抱える中、首位ベンフィカから7ポイント差の5位と健闘している。また、今月3日のプリメイラリーガ第8節・ベンフィカ戦ではここまで7戦全勝だった強豪を相手に1-0と大金星を収めたことで話題を呼んでいた。
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