こんにちは! パティシエキャンパーのSakiです。
普段の何でもないご飯も、キャンプというアウトドア環境で食べると、すごくおいしく感じます。
野外の空気や環境も、ご飯をおいしくするスパイスになるのですが、いつもよりも手間や時間をかけて自分たちで作る……というプロセスが、さらに味わい深さを増してくれますよね。
ということで!
今回は、作る手間や時間も含めて、家族でも・友人同士でも・もちろん一人でも「作って楽しい!」、さらに「食べて美味しい!」ツルツルシコシコの「手打ちうどん」をご紹介します。
手打ちうどんって、「1度作ってみたいな〜と思いつつ、なんとなく面倒でやっていなかった」「自分の部屋ではやる気が起こらなかった」という方が意外といるものです。
お料理が得意ではない方でも、不器用な方でも大丈夫。プロのような仕上がりというわけにはいかなくても、自作のうどんは手間と時間をちょっとかければ、美味しく出来上がります。
作る工程も皆が参加できるので、キャンプのアクティビティに最適です!
キャンプの昼ご飯に最適の、手打ちうどん、ぜひ作ってみてくださいね。
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手打ちうどん【材料】
3~4人前の分量です。
- 地粉 500g(普通の中力粉でもOK )
- 水 220 g
- 塩 25 g
- 麺つゆ 適量
- 薬味 (今回は刻みネギとょうが ) 適量
🔸地粉とは、その地元で収穫・製粉された国産小麦粉のことをいいます。つまり、日本で採れた貴重な国選小麦粉のことで、うどん作りに最適な中力粉がほとんどです。
地粉は、よく地域の物産店や道の秋などで扱っているので、キャンプに行った際にお店に立ち寄って買ってもいいでしょう。もちろん、普通にスーパーなどで売っている「中力粉」でもOKです。
手打ちうどん【作り方】
①分量の水と塩で「塩水」を作ります
🔸「塩分濃度」が大事なので、分量はきっちり計ってください。塩は塊が残らないように、お箸でよく混ぜてしっかり溶かして下さいね。
🔸この塩水の塩分濃度は12%!お醤油の塩分濃度が16%だから、しっかりしょっぱいです。この塩水で、うどんの生地に味を付けます。
② 粉に塩水を加えてこねる!
大きめのボールに、地粉を入れ①を少しずつ加えます。箸で全体を混ぜたら、手で粉と水をまとめつつ、ぐっぐっと手に力を入れてこねていきます。
③ 手でよくこねてから丸くまとめます
こんな感じに、一つの大きなおまんじゅうみたいにまとったら、このまま30 分温かい所で休ませてください。
🔸ここで使っているプラスチックボウル(写真)は蓋付きなので、蓋をして休ませます。
④生地を踏み作業を始めましょう!
床にビニール袋を敷きましょう。しばらく寝かせた生地を、ジップロック(最大サイズ)に入れタオルを被せて、上に乗って足で踏みます! この作業に入るときは、ファミリーやグループキャンプなら全員参加して、音楽をかけながら交代でやると盛り上がりますよ。
🔸最初は、真ん中から外側に向かって何度か踏んでから、今度は真ん中に乗って体を360度回転させながら、ふみ・ふみ・ふみ……と、リズミカルに踏んでください。(目安は約 30 回転)
⑤ 踏んだ生地を折り畳みます
ここで、ジップロックの中に手を入れて踏んだ生地を触ってみると、最初よりも滑らかになってきたのがわかりますよ!小麦粉のグルテンが、力を加えることで柔軟性と弾力をもたらす働きをします。
さて、踏んで広がって薄くなった生地を折りたたんでまた丸くします。
🔸上の図を参考にしてください!
踏んで広がった生地を左側→中心、右側→中心に折ります。さらに、それを下→中心、上→中心に折ります。力を入れてギュッギュッと、折り畳んでから丸くまとめてくださいね。
🔸『踏んで平たくする→左・右に三つ折り、上・下に三つ折りにして、丸くまとめる→踏み踏みして平たくする』……この作業を、5回繰り返しましょう!
人数がいたら、選手交代しつつ頑張って繰り返してください。
⑥ さらに生地を約1時間ほど休ませましょう!
踏んで・伸ばして・丸めて・踏んでを繰り返し、まとめた生地を触ると、すごく滑らかになっているのがわかります。!このまま室温で約1時間休ませましょう。
⑦ さて、生地をのばします。
のし台の上に丸まった生地をのせ、綿棒でのばします。 ちょっとづつ、上下・左右均等に伸ばしていきましょう。厚さは、『割り箸の厚さ』くらいがちょうどいいです。
🔸綿棒は、長めのほうがのばしやすいです。
🔸この段階でお湯を沸かしておきましょう。お湯は、大きな鍋に「たっぷり」沸かしてください。
たっぷりのお湯が必要なのは、お湯の中で麺が泳ぐように余裕を持たせるためです。お湯が少ないと、茹でている間に麺同士がくっついてしまうので、ちょっとお水がもったいないけれども「たっぷり」で!
⑧ 生地を包丁でうどんの太さに切ります!
⑥の伸ばした生地を、お布団をたたむように優しく蛇腹折りにしましょう。左側を綿棒で抑えつつ、包丁で均等の幅になるように、サクサクと切っていきます。全部切れたら、ほぐしてください。
🔸ちゃんと切れていなくてくっついてる場合は、手作業で根気よく丁寧にほぐしてくださいね。(この作業は重要です!)
⑨ さあ、うどんを茹でましょう!
沸騰したお湯で 約15分〜茹でます。鍋肌にうどんがくっつかないように、パラパラほぐしながら入れてください。時々はしでかき混ぜてうどん同士が固まらないようにしましょう。
🔸茹でるときは、タイマーでちゃんと計ってください。
🔸うどんをゆでている間に、ほかの人は、めんつゆと薬味を用意しましょう。(今回は、ネギとミョウガ、生姜を用意しました)
手打ちうどん【調理のポイント】
・よく踏むとコシのあるうどんになります
・踏み方のコツは、力ずくて踏むというよりは、足の指先とかかとでリズミカルに踏む感じ!
・「踏んで折りたたむ」を繰り返すことで、表面につやが出て伸びがよくなります。
手打ちうどん【出来上がり!】
極太の手打ちうどんが出来上がりました!今回は、茹で上げたままの「釜揚げ」スタイルでいただきます。
シェラカップに、めんつゆをお好みの味に薄めてください。手打ちうどんはプリプリしていて、本当に美味しいです。ツルツルといくらでも食べられちゃいますよ。
Sakiのひとこと😊
手作りうどんを作るときは、以下の道具を用意してください。
- 最大サイズのジップロック
- うどんをのばす「のし台」:アマゾンなどで木製や大理石製などいろいろ売っています。
- うどんをのばす際の「長めの綿棒」:短くでもできますが、時間がかかります。こちらも、アマゾンで売ってます。
- 手打ちうどんは、家でも作れるのでうどん好きの方はのし台と綿棒を買っても、結構使えます。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。
提供元・マウンテンシティ
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